塩麹・甘麹の使い方

前回ご紹介した塩麹と甘麹の作り方

補足ですが、スーパーで売られている乾燥麹でもできますので常備しておくと重宝します。海外に出られる場合も乾燥麹があれば手軽にできていいですね(市販の塩麹や甘酒は火入れして肝心の発酵が抑えられているのでぜひ手作りで)。

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さて、塩麹と甘麹、たしかによさそうだけれどどうやって使えばいいの?という方に、簡単な使い方をご紹介します。

せっかくの生きた麹菌や酵素を効率よく取り入れるためにはどちらも加熱しないで食べるのが一番♪

●お漬物

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野菜にしっかり塩をしてから甘麹に漬けるだけ。鷹の爪や昆布をプラスしても。根菜にオススメの方法で2〜3日で食べ頃になります。

漬けた後の漬け汁は栄養がたっぷりなので、ドレッシングにしたり、汁物や煮物に加えて余すことなく使います。

塩麹を使えば即席漬けに。IMG20160624122232

輪切りにしたきゅうりに塩麹をあえたものが娘と私のお気に入りです。シンプルなのにとってもおいしくて娘は漬け汁まで飲み干します^^

●和えもの・サラダ

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甘麹や塩麹(または両方)ににんにくやゴマを加えて。サラダにはレモンを絞ったりオイルを入れるとドレッシングらしくなります。

●汁物

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私のまかない一人ご飯。塩麹+ナンプラーで簡単にうまみのあるスープになります。

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目下、酵素玄米ご飯の塩麹雑炊がマイブーム。鍋ものでもこの塩麹を入れるだけで最後の雑炊がぐっと美味しくなります。

●煮物他

甘麹はみりんや砂糖の代替となるので煮物には大活躍です。

意外と砂糖を使うひじき煮や高野豆腐、玉子焼きも甘麹で満足な甘みが出ます。

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★留意点★

甘麹や塩麹を加熱する場合に気をつけたいのは、冷たいうちに入れること熱い中に急に入れてしまうとせっかくの菌が死んでしまいます。

高野豆腐はだし汁を冷ましてから、ひじき煮は甘み以外の味付けをして煮終わった後に甘麹を入れるようにしています。

塩麹をスープに入れる時には冷たい状態から入れてだんだん温めていくように。

せっかく作った甘麹や塩麹、ちょっとしたコツで麹菌や酵素を最大限に取り入れられるといいですね。

甘麹と塩麹のおかげで素朴なメニューも簡単においしくて身体にありがたいものに。

どんどん取り入れて発酵生活をお楽しみくださいね♪

【満員御礼】7月8日味噌づくりの会@ヤンゴン


ミャンマーに来てまもなく2ヶ月

自家製麹で仕込んだ味噌も順調に発酵してくれているので、いよいよ味噌づくりの会を開きたいと思います。

材料はオーガニック米から作った米麹にGreen hillさんの無農薬・無化学肥料のオーガニック大豆。

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Green hillは、ミャンマーの農民の方の生活向上のため、有機野菜や卵、オーガニックコーヒーなどの販路としてヤンゴンにオープンされた店舗。小さな店舗に魅力的な品々がたくさん並んでいて、いつもお客さんでいっぱいです。

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グリーンヒル店舗

今回の会についてご相談したところ、快く広報してくださるということで大変ありがたいことです。感謝m(__)m

 

以下、ご案内です↓

オーガニックの米麹とGreen hillさんのオーガニック大豆を使って安心安全なお味噌をつくってみませんか?

味噌は寒仕込みのイメージがありますが、実は季節に関わらずできるもの。暑いヤンゴンなら3〜4ヶ月で仕上がります。

仕込み後は、おむすびを囲みながら、味噌をはじめとする発酵食品の働きや日常に取り入れたい食習慣などについて楽しくお話ししましょう。

お子様連れ歓迎ですので、ぜひお誘いあわせの上お越しください。

【日時】2016年7月8日(金)10:00~12:30

【内容】味噌づくり、お話し会(おむすび&味噌汁の軽食付)

【定員】5名

定員に達しましたので締め切らせていただきました(6/16)。お申込ありがとうございましたm(_ _)m

【参加費】15,000ks(材料費込み。約1.2kgの味噌をお持ち帰りいただきます)

【持ち物】味噌仕込み用の容器、エプロン

※1.5〜2Lの密閉できるタイプの容器(タッパーなど。厚めのジップロックも可)

【お申込み方法】 件名を「7/8味噌づくり申込」としてorganicgreenhill@gmail.comまでご連絡ください。

 

お申し込みお待ちしています♪

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おからでおやつ三昧☆

豆腐づくりでおからがたくさんできたので早速おやつに。

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豆乳づくりのお目当ては実はこのおからであったりもします^^

しかも今回はひよこ豆とピーナツのおからでお菓子作りにはぴったり。

 

早速いろいろ作ってみました♪

どれも小麦粉不使用でグルテンフリー。バターや牛乳など乳製品も不使用です(卵は使用)。

おからはお子さんのおやつ作りの強い味方。

米粉がなかったら、ミルで二度挽きすれば家庭でもできますので極力小麦粉は避けてあげてくださいね。それから白砂糖も。

「小麦粉と白砂糖、乳製品を控えること」

小麦粉や白砂糖、乳製品の害はだんだんと知られるところとなっていますが市販のおやつの多くにはまだまだ使われています。

家庭ならお母さん次第。これらを使わなくたって十分においしいおやつができますのでぜひお試しくださいね。

 

●おからと米粉のクッキー

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おからと米粉半々に黒糖を少量。菜種油など、植物油を加えて形を整えてオーブンで焼きます。

こちらは我が家の定番です。

噛みごたえがあってお子さんにおすすめのクッキー。

玄米粉で作るとよりいいですね。

黒砂糖の塊を刻んで練りこんだらつぶつぶが残っていい感じに焼き上がりました。

 

●バナナと米粉のスコーン

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当に作ったのでレシピをお伝えできませんがこちらは息子が気に入ってよく食べました。

甘いものは得意でないのに、家で作った自然な甘みのおやつは別のようでうれしいものです。

 

●おからとバナナのパウンドケーキ

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パウンドケーキ型がないので鍋で焼きましたが、なかなかの出来。

うまくいったのでレシピをご紹介しますね。

<材料>

バナナ    1.5本(フォークでつぶす)

卵      2個(1個でもできますが、少しひびが入ります)

おから    150g(市販のおからで作る場合は水分が少ないので、豆乳などで調整してください)

黒糖     20g(またはレーズン 30g

ベーキングパウダー 小1.5

シナモン   小1

<手順>

①上から順に材料をすべて混ぜ合わせ、うすく油をしいた型に流し込む。

②あらかじめ180℃に余熱したオーブンで30分焼く。

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気をよくしてもう1つ焼きました。

たい焼きづくりに使ったカスタードの残りを中央にのせて💛

明日ミャンマーの方のお宅にお呼ばれしているのでお持たせにしようと思います。

 

おからドーナツやホットケーキも作りたかったのですが、これだけ作ったところでおからがなくなってしまいました…残念。

おかずもいろいろ作れますのでまた次回おからのできた時に。

 

もう金曜日ですね。

どうぞよい週末をお過ごしください♪

 

 

ひよこ豆で豆腐づくり

こちらでも豆腐は手に入りますが酸味があって少し違うものです(初めて口にしたときは、悪くなっているのかと心配しました💦)。

お豆腐を食べたいけれどにがりもない。。

そんな時、ひよこ豆で簡単に豆腐ができるという話を思い出しました。

材料はひよこ豆と水だけ。

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浸水したひよこ豆(浸水前で1カップ)と水(2カップ)をミキサーで撹拌します。

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それをサラシで濾して、豆乳を作ります。

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豆乳を火にかけて・・・ 

もったりと固まってきたところで火から下ろして容器に流します。

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常温でしばらく置けばできあがり♪

にがりを入れなくてもしっかり固まるのですねー。 

ひよこ豆にはでんぷん質が多いので自力で固まるそうです。

 

お味の方は・・

「ゴマ豆腐みたいやな」と主人。

たしかに、わずかに香ばしさを感じます。

それなら、ピーナツ豆腐にしたらいいかも💡

と今度はひよこ豆とピーナツを半々で作ってみることに。

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ピーナツもあらかじめ浸水して。

手順は同じです。

沖縄のジーマミー豆腐(ピーナツ豆腐)はくず粉を使って固まらせるようですが、ひよこ豆のでんぷんの力にかけて何も入れずにおきました。

結果は・・

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ちゃんと固まりました!しかもコクが出て美味しくなりました💛

同じ要領でゴマ豆腐もできそうですね。

簡単なのでいろいろと試してみたくなります。

豆乳の搾りかす(おから)もいろいろと使えておすすめですよ。

おからの使い道はまた次の回に♪

わが家のまんまる塩むすび

先日友人の息子さんからうれしいメールをもらいました。

もう中学生になる男の子なのですが、メールの最後に

「この間東京に行ったとき、帰りに持たせてくれたおにぎりは人生で食べた中でも3本の指に入るほどおいしかったよ!!」

というメッセージが。

飛び上がるほどうれしかったです♪

 玄米おにぎり3

玄米100%のシンプルな塩むすび。

シンプルだからこそ、玄米の味わい、塩や海苔のおいしさが際立って感じられたのかもしれません。

それに、生きている玄米のエネルギーを感じてもらえたのかなぁ。

 

子どもたちの夏休み中(こちらは昨日まで夏休みでした)、お昼は最初のうちは残りご飯でチャーハンを作ったり、炊き込みご飯にしてみたり、時々麺を買ってきたりといろいろやってみたのですが、結局はおむすびに戻りました。 

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おむすびとお味噌汁に少しのおかず、というシンプルなお昼はみんながなにかほっとできる時間に。

おむすびさえあれば、他になくたって満足できてしまう。

ほっと心が落ち着いて、幸せな気持ちになれる。

おむすびの力は偉大ですね☆

 

それに、

おむすびは最初の発酵食品。

中でも子どもたちにはお母さんの手で握ったおむすびが最高です。(ラップはNG)

 

朝はほかほかご飯でおむすびづくり。

そんな光景が各ご家庭で広がってくれると素敵だなぁと思います。

 

こちらでは今日から新学期。

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子どもたちのお弁当もおむすびがメインです。

 

具に困ったら塩むすびで十分。

塩をしっかり手にとってにぎる塩むすびはこれからの時期に特におすすめです。

お弁当がなくたって、普段からお母さんのおむすびをお子さんたちに食べさせてあげてくださいね。

 

お母さんの愛情をいっぱいに感じて子どもたちが心身ともに健やかに育まれますように