ちょっと恐い白砂糖の話

甘いものが好きでやめられない、ということはないでしょうか?

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よくないとはわかっていてもつい・・

子どもも喜ぶのでつい・・

ちょっと耳の痛い話ですが、お子さまの食習慣を考える上でとても大切なことなのでお伝えしたいと思います。

チョコレート、アイスクリーム、菓子パンにケーキやクッキー、おまんじゅう、キャンディー、清涼飲料水などなど、私たちの周りには砂糖のたくさん入ったお菓子があふれています。

でも、砂糖、それも精製された白砂糖をとり過ぎると身体は一体どうなってしまうのでしょう? 

砂糖をとり過ぎると・・

カルシウム不足に

まず、砂糖をとり過ぎるとカルシウムが奪われます!!

(砂糖が血液を酸性に傾かせるるため、身体がこれを中和させようとして予備アルカリとしてカルシウムを動員するため。)

特に妊娠中のお母さんや成長期のお子さんにとってカルシウムが奪われるというのは一大事。

カルシウムが欠乏すると骨や歯への身体的な影響はもちろん、神経過敏になってイライラしたり落ち着きがなくなります。

また、恐ろしい話ですが、親うさぎに体重のわずか0.05%の砂糖を与えるだけで、子うさぎは奇形となり、人間も同様に砂糖をとり過ぎてカルシウム欠乏となった母親から生まれた子どもは小児マヒなどにかかりやすいと言います。 

母親の砂糖のとり過ぎが原因で子どもに障害が出てしまう可能性も。妊娠中や授乳期の女性は特に注意してもらいたいと思います。

ミネラル・ビタミン類不足に

砂糖は腸内で分解されてブドウ糖や果糖などの単糖類になって吸収されますが、単糖類はそれぞれの分解過程でたくさんのミネラルやビタミン類を消費してエネルギーを生産します。結果、ミネラル・ビタミン類不足に陥ります。

ミネラルやビタミンは代謝に重要な働きをする物質ですが、体内で合成できないため食事で補う必要があります。野菜などを熱心に食べる前に、甘いものを控えてミネラルやビタミンを浪費しないことが肝心と言えそうです。

●胃腸の機能低下

空腹時に甘いものをとると空腹感がなくなったという経験はないでしょうか?

これは、胃の収縮運動が急に弱まるから(糖反射)。つまりは胃がマヒしてしまうからです。

お腹すいた~という子に甘いものを少し与えると、急に食欲がなくなってご飯を食べなくなってしまったという経験はないでしょうか?

そして、ご飯をちゃんと食べずにまたお腹がすいて間食をとる。それがまた甘いものだったりしたら、またご飯時には空腹感がなくなって食べられなくなる。。そんな悪循環に陥ってしまいます。

ご飯が主でおやつはあくまでも補食。どうしても子どもがお腹すいたよという時には、甘いものではなくてご飯の妨げにならないものを補ってあげるとよいかと思います。

「あめちゃんくらいなら大丈夫だろう」、「ジュースだったらお腹いっぱいになるわけないから大丈夫」などと思わずに、間食の内容には十分に気をつけたいところですね。

この他にも砂糖のとり過ぎは冷え性や肝臓の機能低下の原因になったり、血管にダメージを与えるなどいろいろ。

こんな恐いことを知ってしまうと、もう砂糖を食べたくなくなると思いきや、甘いもの好きは一種の中毒症状。そう簡単にやめられるものではないと思います。

そんな私もかつては机の引き出しにチョコレートを忍ばせていたほどの甘いもの好き。食習慣を変えたことで今では中毒的な欲求はなくなりました。

どうしたら無理なく砂糖を減らしていけるのか、またご紹介させてくださいね。

To be continued:)

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