鼻づまりの原因は?

新学期。新学年がスタートしましたね。

春休み中のこと、ご家族で鼻づまりがひどいと友人から相談を受けました。

なぜ鼻づまりがひどかったのか?
お子さんの素直な反応から、その原因が紐解かれ…
学びがありましたのでご紹介させてください(ご了承いただいて掲載します)。

「今までは花粉症と思わなかったのですが…子供達も同様に鼻詰まりがひどく。横になると特に詰まり、口呼吸になり口の中が乾燥し夜中に目覚めます。
春は、こういう時期って割り切っていましたが…今年は特に辛くて。
ひどい鼻詰まりになったら、どうやって手当てされていますか」

こんな相談だったのですが、

✔鼻詰まりも炎症の一種だから炎症を鎮めることが大切。
✔まずは少食にして肉類や甘いものを控えてみて。
子どもたちは特にジュースやアイスに気をつけて!

と伝えたところ、

最近、以前より甘いものを食べさせることが増えていたり、金曜日アイスチケットがソフトバンクから届くから食べに行ったり…

それで今年は私も鼻詰まりがきついとは…心当たりがありすぎです💦
〜(中略)子どもたちもアイスが好きで。

旅行で体を温めて、たくさん寝ても、鼻詰まりはひどくなったのは、当たり前だなぁ。
滞在先ホテルは、食べ放題。アイス、綿あめも自分で作れるし、私はケーキひと通り食べてたしみんなで暴飲暴食してきて。

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昨夜は、お粥と茹で野菜を出したら、子供達が、美味しい美味しい、と全ておかわり。
こういうご飯がやっぱり安心するって娘が言うので、驚きました。

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さらに、その後うれしい報告が。

鼻づまりは、花粉症発症ではなかったよう。治りました!

フルーツ少しで朝食抜きを夫と一緒に私も続けたら、ひどい鼻づまりは、改善。

もちろん、鼻水もたれるし横になると詰まることもあるけど、尋常じゃないレベルはなくなりました!

世の中の鼻づまりの人に、ためしてみて!といいたい気分です。」

朝食抜きは最も手軽で効果を感じやすい体質改善法。
友人のケースでも早く効果があらわれました。

お粥と茹で野菜を「おいしいおいしい」と言っておかわりした子どもたち。
「こういうご飯がやっぱり安心する」とお母さんに伝えてくれたお嬢さん。

子どもたちは素直で感覚が優れていて、すばらしいなと思います。

物理的な栄養の面だけでなくて、家庭の温かいご飯はきっと心の栄養にも。

お肉よりも、甘いものよりも、素朴なお母さんのご飯が何よりのごちそうということを教えてくれました。

 

家族の健康は母の手に。

 

春は毒出しの季節。
弱い部分から様々な症状が出ると思いますが、そこは慌てずにお休みモードから日常に戻して。

ご家族みなさんどうぞお元気にお過ごしください♪

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こんにゃく湿布で元気になぁれ♪

今年も残すところあと3日となりました。
クリスマスパーティーや忘年会続きで身体が悲鳴をあげている方もいらっしゃるかもしれません。

クリスマスビュッフェ

かく言う私も例外ではなくて、いろいろな集まりがあって過食気味。その上ホームパーティの準備の過労が重なって、ついに体調を崩してしまいました。

片耳が反響してよく聴こえなくなり・・症状から突発性難聴が疑われましたが、初期に対処したところ症状は半日でほとんどおさまって、翌日にはすっかり元気に♪
自然療法のありがたみを感じています。

真っ先に試したのが梅肉エキスとホメオパシー。
それからこんにゃく湿布を日に3度、徹底して行いました。

こんにゃく湿布

こんにゃく湿布を肝臓に当てると、最初はじりじりとした痛みを感じていたのが、回を重ねる毎に痛みがやわらいでくるのがわかります。
それに伴って、身体はシャキッと内側から力が湧いてくるようでした。
身体の解毒・浄化器官である肝臓と腎臓の働きが改善されると、老廃物が排出され、血液が浄化され循環し、そこからまた元気な細胞が生まれて身体が元気になっていきます。

血液の質と流れがよくなったせいか、便通も驚くほどよくなり、毒素がすっかり排出された感じがありました。
腸の状態が改善すれば免疫力もアップ↑
耳の聞こえは1度目のこんにゃく湿布を終えた時点でほとんどよくなり、少し残っていためまいのような症状も回を重ねるとなくなって事なきを得ました。

こんにゃく湿布については、以前“家庭でできるお手当講座”でご紹介しましたが、その後実践された方からもうれしい報せがありましたので少しご紹介させてください。

●ご主人様がみるからに元気に

主人にもこんにゃく湿布をしました。
主人に体調の変化を聞いたとこら、特に変わらないと、昼休みに眠くならなかったぐらいと言っていました。
が、みるからに元気になってました。なんか踊ってました。
いつもはビール飲んだらテレビ見ながらすぐに寝てしまうのに、その日はちゃんと座ってみてました。
先日も主人にこんにゃく湿布をしました。発熱時でもこんにゃく湿布をしても良いか聞いた時です。結局、もう熱は下がっている時でしたが、次の日には咳も治っていました。
こんにゃく湿布、すごく効きますね!

●熱がすぐにさがった

こんにゃくシップをしたところ、停滞していた熱が一時間もしないうちに下がってすごい効果を感じました。

●二日酔いに効く(※わが家の事例)
夫は私の意に反して?飲みだすと止まらないのですが、友人が訪ねてきたこともあり夜中3時までお酒を飲んで、翌朝は寝不足と二日酔いとでつらい状況でした。しかしながら、その日はお楽しみのサンデーブランチ!

自ら「こんにゃく湿布をやりたい」と言い出して、そのとおりしたところ、見事に復活☆
ビュッフェでは一人最後まで元気に飲み食いしておりました。(いいのだか、悪いのだか…決して真似しないでください💦)

こんにゃく(薄くなったもの)

繰り返し繰り返し手当したところ、私のこんにゃくはついにこーんなに薄く^^

「こまったときのこんにゃく湿布だのみ」
内臓(特に肝臓と腎臓)がつかれているなと感じたら、悪化する前に!
万一悪化してしまったら、徹底して!

食べ過ぎ、飲みすぎが重なる季節と思いますが、 こんにゃく湿布がきっと助けになってくれます。
せっかくの楽しい時期をご家族で元気に過ごせますように♡

火傷は冷やさないで!

先週のこと、こちらは特別な満月のお祭りで連休だったので、家族で海に出かけました。

日中は思い切り海で遊び、夜はお店を探し求めてうろうろと。
心地よく疲れて部屋に戻り、お茶を入れてほっと一息と思ったその時、誤ってマグカップを傾けてしまいました💦
熱湯
直前までボコボコと沸いていた熱湯が広範囲にかかって、あっという間に手は真っ赤に。ひどい火傷で焦りましたが、すぐに洗面所に行ってお湯を2~3分かけ続けました。

無傷の右手で触るとなんともないくらいのお湯が、火傷した左手にはものすごく熱く感じてヒリヒリと痛みます(>_<)

夫から「冷やした方がええんちゃう?」という声も聞こえてきましたが、冷やすと治りが遅れるとわかっていたので、身をよじらせながらもなんとかお湯をかけ続けました。

そうして温めた後もまだ痛みはありましたが、赤みはだいぶ引いています。

次に、日焼けのケアにと思って持ち合わせていたラベンダーの精油をオイルに数滴垂らして痛みの残った部分に擦り込みました。
ラベンダー2
実はラベンダーは火傷の救世主!
その鎮静作用で痛みはおさまり、傷跡も残りにくくなります。

さらに、びわの葉エキスも持っていたのでラベンダーと交互に塗り込んで。


びわの葉エキス傷や火傷に万能で、痛みを取って治癒を促してくれるのでいつも持ち歩いています。

そうしたところ、翌日の夕刻にはすっかり赤みも引いてきれいに治ってしまいました。水ぶくれはひとつもできず(^^)v

熱をもっている部分に熱を加えることで、熱は放出され、体は冷やそうと働きます。

たとえ何も持っていなかったとしても
“熱には熱を!”
この原理をもって実践すれば軽度の火傷は早くきれいに治ります。

逆に、外側から冷やすとその時は楽に感じるのですが、結局熱がこもって火傷は真皮まで達して水ぶくれになってしまうということを何度も経験してきました。

“火傷は冷やさないで!”
お湯の他、ギリギリ火傷しない程度の蒸気や熱いものに当てる方法でも大丈夫です。

(※もちろん、火傷の程度がひどかったり範囲が広い等、心配な場合は病院を受診されてくださいね。)

最初は勇気がいるかもしれませんが、一度経験されるとその効果にきっと驚いてしまうと思います。いざというとき、ぜひ実践してみてくださいね。

(第2回「はじめてのお手当講座」を10月20日(金)に開催します。ご興味ある方はaya@misokichi.netまでお問い合わせください。)

雲の隙間から見たえた日の入り@ベンガル湾。雨季開けまでもう一息です
雲の隙間から臨んだ日の入@ベンガル湾。雨季開けまでもう一息です!

 

【開催レポ♪】9/11はじめてのお手当講座

みそキッチンでは、ご家族が健康でいられるための食や食習慣についてお伝えしていますが、どんなに気をつけていても、特に小さいお子さんは病気を避けられないと思います。

小さいうちはまだ免疫が未熟なため、いろいろな病気を経験してそれを乗り越えて強くなっていくもの。

病気にかかったら、免疫を高める機会ととらえて身体が現す症状に寄り添い、自然治癒を促すこと。健康な身体づくりにはこれが大切なのだとつくづく感じています。

日本のように気軽に病院に行けない国だからこそ、子どもたちやご家族を家で看る機会は増えるもの。そんな時、不安で手をこまねくのではなく、家庭でお手当ができると心強いと思います。

これまで講座の中で断片的にお伝えしてきたお手当法を一度整理してお伝えしたいと思っていたところ、ようやくその機会ができました♪

同時にお伝えしたかったのは、いかに「お母さん自身が元気でいられるか」ということ。
こんにゃくシップでご自身を手当てしていただいて、自然療法のぬくもりと力を感じていただきました。

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直接内臓(肝臓、腎臓、脾臓)と丹田に働きかけるこんにゃくシップは効果が目に見えるすばらしいお手当法です。
ちょうど最近体調を崩し、身をもってこのこんにゃくシップの力を感じていたのですが、肝臓や腎臓がじりじりと痛むくらい熱いこんにゃくシップを当てること2~3回。それまで鈍重としていた身体は、息を吹き返したようにシャキッと。毒素が抜けて血が全身を駆け巡ってくれているような、そんな感覚でした。

梅醤番茶をご一緒に作って。

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梅干を箸でつぶして醤油としょうが汁を加えます。
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熱々の三年番茶を注いで(茶葉を3年熟成させたもの)

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本物の梅干と醤油に熱々の三年番茶を挿してしょうが汁を少々。
喉元を通れば、心身ともに癒しを感じる幸せなひととき♡
日本人ってすばらしいなぁとあらためて日本の発酵食品のすばらしさを思いました(梅干も醤油も三年番茶もぜんぶ発酵食品です)。

より殺菌作用の強い梅肉エキスもご試飲いただきました。

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どちらも酸性に傾きがちな私たちの体をリセットしてくれる最強のアイテム。

当日の朝、頭痛がしていたという方が、「いつの間にか頭痛が取れて楽になった♪」と話してくださってうれしかったです^^

そして、高熱の時に助かる豆腐シップも。

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お手当は「手を当てる」と書くように、手を使って真心を込めて行うもの。子どもの時分、高熱でうなされていたときに近所のおばさんが豆腐シップをあてて「熱と悪いものを吸い取ってくれるからね」と言ってくれて、「これできっとよくなれるんだ」とほっとしたのを覚えています。

最後は西式体操の一部を皆さんで。

木枕
会のあとは近所のミャンマー料理屋さんでお昼もご一緒しました。

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シャンカウスエ(米麺)にふわふわのトーフジョー(揚げシャン豆腐)
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トマトサラダにチェオー(こちらも米麺)

盛りだくさんで私自身癒され、とっても元気になれた会でした。

人間の身体はたいてい間違えがなくて、自然に任せれば「治そう、治そう」と働きます。
ご自身そしてお子さんやご家族ひとりひとりが持っている自然治癒力を信じて、お手当等の自然療法をどんどん活用していただければと思います。

皆さんとご家族の皆さまの健康を願って、“はじめてのお手当講座”はまた開催します。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。

ビワの恵み(ハチミツ漬けとビワの葉エキス)

なんと、こちらヤンゴンできれいなビワに出会いました。

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市場でもたくさん見かけるようになったので今が旬のようです☆

ビワ市場

早速買って、いただいてみると、、

すっぱーい(>_<)!

そのまま食べるにはちょっと厳しい感じです💦
(チリをまぶして食すようで、パックにはチリが添えられていました。こちらでは果物は必ずしも甘く熟してから食べるのではなく、チリを和えた青いマンゴーなどもよく見かけます。)

甘いフルーツに慣れてしまっているせいか、そのまま食べられなくて不甲斐ないなぁと思いながらも、気を取り直してハチミツ漬けにすることに♪

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洗ってよく水分を取ったびわを半割にして瓶に入れ、かぶるくらいのハチミツを加えるだけ。
※ビワの種もそのまま入れます(種も食べられるようになります。というか種が大事!)

ビワの種のアミグダリンが出てくるまで1年くらい、しばらくお預けです。

アミグダリンについて、聞いたことがあるでしょうか?

アミグダリンとは、ビタミンB17のことでガンに特効があると言われていて、ビワの葉や種の仁に多く含まれます

この他玄米やゴマ、小豆、大豆、梅干しなどにもアミグダリンは豊富💡

日本の昔ながらの食事をしていればガンも遠のいてくれそうですね。

そして、うれしいことにパックの中にビワの葉も少し入っていたので、ビワの葉エキスを作ることに。

ビワの葉エキスとは、びわの葉っぱを焼酎に漬けたものですが、ケガやじんましん、やけどなどの痛みや炎症によく効きます。

病人には、2~3倍に薄めたものを少量口にしてもらうのも効果的とか。

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作り方もごく簡単で、洗って乾かしたビワの葉をはさみで刻んで

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焼酎に浸すだけ。3か月ほどで色が茶色く変化したら出来上がりです。

虫刺されやあせもにもいいので、うちでは小さなボトルに詰めてカバンに入れて持ち歩いています。

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自然療法ではとても大切なビワ。

家の庭にビワの苗を植えて1年と少し。どれだけ大きくなっているかなぁ、と日本に思いを馳せています。

庭のビワ

ビワの苗

ビワのはちみつ漬けとビワの葉エキス、どちらも手軽に作れて薬効も高い優れものです。

ぜひトライしてみてください♪

子どもの発熱と豆腐湿布(家庭でできるお手当法)


つい先日のこと、息子(10歳)が40℃超えの熱を出しました。
そんな高熱というのに元気があります。きっと1日もあれば下がるだろうと楽観していたのですが、、翌日になっても熱は一向に下がりません。
デング熱、腸チフス、狂犬病など、日本ではあまりなじみのない病気もミャンマーではまだまだかかる可能性があるものです。これほど高熱が続くというのは 続きを読む 子どもの発熱と豆腐湿布(家庭でできるお手当法)

みそ湿布(家庭でできるお手当法)

こんにゃく湿布に続いて紹介したいのが『みそ湿布』
里芋湿布や豆腐湿布(豆腐パスター)、しょうが湿布などの自然療法と比べてあまり知られていないように思いますが、腸を大切にする西式健康法(西式甲田療法)においてはよく取り入れられる手当法です。

さて、そんなみそ湿布とは?
その名のとおり、味噌のシップのことで、ホンモノの味噌を腹部にあてることで“腸が動くのを助けてくれる”というものです。その結果、便通が改善して宿便が排泄され、腹部膨満や、腹水、発熱といった症状が改善されるなど効果はいろいろ。

腸を動かす”などということが本当に味噌をあてるだけでできるのか?とにわかには信じがたいかもしれませんが、みそ湿布をあてると腸だけでなく全身の細胞が柔らかくなるような感覚を覚えます。
お通じがスムーズになるのはもちろん、身体が軽くなります♪

《用意するもの》
 ●味噌 茶碗一杯分くらい(1年以上熟成したもの。必ず「大豆」「麹」「塩」だけでできた本物を)
 ●手ぬぐい
 ●タオル
 ●使い捨てカイロ
 ●腹巻
 
《手順》
 1. 味噌にごく少量の水を加えて弱火で練る。
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 2. 熱々になった味噌を布にのせてのばす(6mm程度)。布を長方形にたたんで上(布を重ねた方)にカイロを貼る。
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 ↑裏面はこんな感じ。
 味噌によく触れるようにこちら側を肌にあてる。
 
3. 味噌がおへそに入り込まないようにおへそに厚紙をのせてから布で包んだ味噌をのせる。
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4. 味噌が外に染みでないようにタオルでくるむ。さらにずれないよう腹巻きで固定する。
(味噌は繰り返し使えるが、2回目以降は都度少量の新しい味噌を加える)
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4時間以上温めるといいので、就寝前にあててそのまま寝てしまうのがベストです。
一例として、以前息子に手当てしたときの様子をご紹介しますね。
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就寝時にみそ湿布をしてあげると、朝までぐっすり。いつもはお腹を出して寝ているのですが、みそ湿布は腹巻きで固定されたままで無事でした。

翌日1日過ごしての感想を聞いてみると、なんだかいつもより身体が楽だったということ。
帰宅後はお通じが2回、そして二晩続けてみそ湿布をあてて寝かせると….翌朝も2回!
便秘とは無縁の子と思っていましたが、これだけどこに溜め込んでいたのか??
本人も相当すっきりしたようでした。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

西式健康法(西式甲田療法)において、「腸の変形は万病のもと」と言われるくらい、腸は健康の要です。
美味しく食べられる味噌を湿布にしてしまうなんてなんだかもったいない気もしますが、それだけの効果があるみそ湿布☆
贅沢ですが、腸の動きがにぶいなと感じたときはぜひ。また違った味噌のパワーを感じてみてくださいね。

こんにゃく湿布(家庭でできるお手当法)

まもなく暦は11月に。秋が深まり、関東では冬のような寒さがやってきたと聞きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

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暑いヤンゴンでもだんだんと日が短くなり、時折秋風を感じることもあって日本の秋に思いを馳せています。
冷えを感じたとき、身体が弱ったなぁと感じたとき、わが家で人気のお手当といえば、『こんにゃく湿布』です❢
こちらでは大変貴重なこんにゃくですが、肌寒さに加えて身体の不調を感じたので思い切ってこんにゃく湿布をすることに。

《用意するもの》
●こんにゃく  2丁
●薄手のタオル 5枚(こんにゃくを包むために2枚×2セット、冷やしたものを1枚)

 《手順》
1.鍋にたっぷりの湯を沸かし、室温に戻したこんにゃくを10分間ゆでる。 

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2.二つ折りにしたタオルに包む。 

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3.もう1枚二つ折りにしたタオルで二重に包む。

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4.こんにゃく湿布を肝臓(右胸の下)、丹田(おへその下)にそれぞれあてて30分程度温め、冷タオルでふき取る。同時に脾臓(左わき腹。ひじのあたり)を10分間冷タオルで冷やす。
※温める時間について、子どもは10分~15分。乳幼児は7分で脾臓は冷やさないこと。 
5. 腎臓(背中腰上の左右)にこんにゃく湿布2枚をあてて30分程度温め、冷タオルでふき取る。 

(使用後のこんにゃくは体の毒素を吸い取るため食用にはなりませんが、水につけて冷蔵庫で保存すれば薄くなるまで繰り返し使えます。)

こんにゃく湿布で温めるのは重要な臓器である肝臓腎臓
肝臓は消化を助ける胆汁の生産や吸収した栄養分の解毒、貯蔵など様々な働きを担うがんばり屋さん。沈黙の臓器といわれるくらいで、多少のダメージを受けても症状が表れません。
腎臓は身体の浄化槽。血中の老廃物の処理を一手に引き受けて血液を浄化してくれています。腎臓も肝臓と同じように自覚症状が表れにくい臓器。だるさや尿の出の悪さなどを感じたら要注意です。
自然療法では肝臓と腎臓を大事とし、この二つの臓器が健全であれば大丈夫とされていますが、こんにゃく湿布はまさにこの肝臓と腎臓を手当てするもの。
加えて脾臓は循環器系に組み込まれた臓器でリンパ球を作る場所があり、免疫に大きく関係していると言われています。
こんにゃく湿布は手軽で効果大☆
肝臓、腎臓、脾臓の手当を続けることで慢性化した症状も改善されるのはもちろん、なにより手当していて気持ちいい(こんにゃくの熱はなかなか冷めないのでじりじりと痛いくらい)のがうれしいところです。
これからの季節、お布団の中で温かいこんにゃく湿布をあててそのまま眠ってしまうのも最高ですよ♪(そんな時は湿布後の冷タオルは省略可です)
昨夜と今朝、こんにゃく湿布をあてたところ、重たかった身体はシャキっと軽快に↑
不調かなと思ったら悪化する前にこんにゃく湿布を。医療機関が少ないミャンマーではきっと助けになってくれると思います。
この気持ちよさと効果を体感していただくため、近々こんにゃく湿布体験会を開いてみたいなと思いますのでどうぞお楽しみに♪