前回ご紹介した塩麹と甘麹の作り方。
補足ですが、スーパーで売られている乾燥麹でもできますので常備しておくと重宝します。海外に出られる場合も乾燥麹があれば手軽にできていいですね(市販の塩麹や甘酒は火入れして肝心の発酵が抑えられているのでぜひ手作りで)。
さて、塩麹と甘麹、たしかによさそうだけれどどうやって使えばいいの?という方に、簡単な使い方をご紹介します。
せっかくの生きた麹菌や酵素を効率よく取り入れるためにはどちらも加熱しないで食べるのが一番♪
●お漬物
野菜にしっかり塩をしてから甘麹に漬けるだけ。鷹の爪や昆布をプラスしても。根菜にオススメの方法で2〜3日で食べ頃になります。
漬けた後の漬け汁は栄養がたっぷりなので、ドレッシングにしたり、汁物や煮物に加えて余すことなく使います。
輪切りにしたきゅうりに塩麹をあえたものが娘と私のお気に入りです。シンプルなのにとってもおいしくて娘は漬け汁まで飲み干します^^
●和えもの・サラダ
甘麹や塩麹(または両方)ににんにくやゴマを加えて。サラダにはレモンを絞ったりオイルを入れるとドレッシングらしくなります。
●汁物
私のまかない一人ご飯。塩麹+ナンプラーで簡単にうまみのあるスープになります。
目下、酵素玄米ご飯の塩麹雑炊がマイブーム。鍋ものでもこの塩麹を入れるだけで最後の雑炊がぐっと美味しくなります。
●煮物他
甘麹はみりんや砂糖の代替となるので煮物には大活躍です。
意外と砂糖を使うひじき煮や高野豆腐、玉子焼きも甘麹で満足な甘みが出ます。
★留意点★
甘麹や塩麹を加熱する場合に気をつけたいのは、冷たいうちに入れること。熱い中に急に入れてしまうとせっかくの菌が死んでしまいます。
高野豆腐はだし汁を冷ましてから、ひじき煮は甘み以外の味付けをして煮終わった後に甘麹を入れるようにしています。
塩麹をスープに入れる時には冷たい状態から入れてだんだん温めていくように。
せっかく作った甘麹や塩麹、ちょっとしたコツで麹菌や酵素を最大限に取り入れられるといいですね。
甘麹と塩麹のおかげで素朴なメニューも簡単においしくて身体にありがたいものに。
どんどん取り入れて発酵生活をお楽しみくださいね♪