【開催レポ♪】9/22塩麹・甘酒づくりの会

昨日ははじめての“塩麹・甘酒づくりの会”でした。
お集まりいただいたのは以前に味噌づくりの会に参加された方ばかり。
もう一度参加しようと思ってくださった、そのお気持ちがとてもうれしくて、私自身この日を心待ちにしていました。

塩麹と甘酒、どちらも最も手軽に短期間でできる発酵食品ですが、会の準備を進めるにつれその恵みのすばらしさにあらためて気づかされることに💡

麹を生み出してくれる麹菌は日本独自の菌で日本の宝です。
不自然なものにあふれて不安も多い今の世の中ですが、日本古来の叡智、麹のパワーがあればきっと大丈夫。
そんな確信を持って、味噌だけでなくて麹の発酵食品の輪をどんどん広げていきたいとの思いが湧き上がってくるようでした↑↑

さて、会では甘酒の仕込み方をご紹介して塩麹をご一緒に仕込みました。

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塩麹はあっっ!という間にできるので時間が余るかと思っていたら、気づけば時間をオーバー💦
麹のこと、体内に限りある酵素のこと、何より大切な腸のことなどたくさんお話しをして楽しいひとときでした。

今回のメニューは・・・

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キウイ甘酒からスタート☆

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塩麹卵&塩麹豆腐のカナッペ

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しろ菜の玉ねぎ甘酒ドレッシング

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いんげんの甘酒ごまあえetc.

デザートには小豆甘酒のおぜんざいと2色アイスを。

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ひとつはココナツミルクを、もうひとつには豆乳ヨーグルトをまぜて、砂糖&乳製品不使用のうれしいアイスです。

かわいいお子さまも小さなお口で一生懸命もぐもぐと。ママの分がなくなる勢いでしたから気に入ってもらえたようです。笑

しろ菜サラダ(玉ねぎ甘酒ドレッシング)や塩麹卵&塩麹豆腐のカナッペ、レンコン甘酒きんぴら、甘酒キムチが人気だったでしょうか。

料理は決して得意なわけではなく、手のこんだものはできないのですが、麹のお陰で料理の腕前があがった気分に♪

簡単で美味しくって身体の強い味方の麹料理、お料理が苦手な方にももっと知っていただきいなと思います。

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ご参加いただきました皆様、今回もありがとうございました。

塩麹と甘酒を日々の食卓に取り入れてご家族皆健康に。
麹料理の世界を楽しんでくださいね♪

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10月の講座予定(※①②とも満席となっております)

①味噌づくりの会
【日時】2016年10月6日(木)10:00~12:30
【内容】味噌づくり、お話し会(おむすび&味噌汁の軽食付)
【定員】5名様

②塩麹・甘酒づくりの会
【日時】2016年10月27日(木)10:00~12:30
【内容】塩麹&甘酒づくり、お話し会(麹を使ったごはんの軽食付)
【定員】5名様

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朝食抜きのすすめ

「朝はぜったいに食べないといけない」

どんなに時間がなくて学校に遅れそうになっても

「なにか一口でも食べていきなさい!」

と母に言われて育った子ども時代。

大人になってもその教えがずっーと身体にしみついて、たとえ食欲がなくても何か食べないと💦という強迫観念にかられていました。

結局あまり食欲がわかなくて時間もないのでその内容もパンやヨーグルトになりがちだったひとり暮らし時代。

振り返れば身体の声に寄り添ってなかったなぁと反省しきりですが、今もまだお母さんの教え(世間の教え)が根強く残っているご家庭があるかもしれません。

 

よく言われる、「朝ごはんを食べないと血糖値が下がってしまう」という話も本当ではありません(絶食時、脳はぶどう糖に代わって脂肪を燃やして生成されるケトン体をエネルギー源として血糖を維持します)。

はっきりと言えるのは、“朝は抜いても問題ない”ということ。

成長期の過ぎた大人にとって、朝食はむしろ害になり得ます。現代人は腸が休む暇がないほど食べ過ぎていて、腸は大渋滞。。腸を空っぽにする時間が必要なのです。

では、夜を抜いたほうがいいのでは?と思われるかもしれないですが、生理的に朝は“排せつに適した時間帯”であるため朝抜きが理に適っています栄養が吸収されにくいので、朝食べたものは消化されないまま腸にたまりやすく、腸の状態を悪くするともいわれています。

朝食抜きをはじめて数年。

私は持病の片頭痛が治り、主人は花粉症がおさまって身体もスリムに。朝食べない方が思考も冴えて一日活動的に過ごせます。

成長期のお子さんについてはまだ抜く必要はありませんが、身体がしっかりしてくる10歳頃からは朝抜きで問題ありません。

わが家の子どもたちは平日の朝は豆乳ヨーグルトだけ。または小さなおむすびやフルーツだけなど。何も食べない日も増えてきました(休日は家族でゆっくりめの朝ごはんを楽しみます)。

子どもたちには、「いま食べたいかどうか身体にきいてみて」と確認して本人に任せることにしていますが、朝抜きでもお昼と夜は適量。おやつもほしがることはあまりないのでちゃんと自分でバランスをとっているようです。

朝食抜きで家族皆健康に☆

いきなり全く食べないのは難しくても、まずは内容を胃腸に負担をかけないものに変えてだんだんと量を減らしていけるといいですね。2週間くらいで心地よく感じられるようになると思います。

人間は飢餓に強い生き物。

恐れず、空腹を楽しむくらいに構えてぜひトライしてみてください♪

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脱☆白砂糖作戦

先日の話(ちょっと恐い白砂糖の話)の続きです。

では、白砂糖を控えるにはどうしたらよいのでしょう??

  • 主食を玄米や雑穀米にする

理想は砂糖を欲しない身体になること

砂糖を欲しない身体になるには、主食を白米から玄米や雑穀米に変えて栄養失調状態から脱すること。これがいちばん無理なく砂糖中毒から脱する方法です。

お砂糖だけではなくて、食べ過ぎや肉食傾向からも脱することができるので、根本的に食生活を見直したい方にはまず主食の見直しがおすすめです。

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以前の記事もご参考に⇒主食について(玄米のちから)主食について(白米の弊害)

  • 塩をしっかりとる

塩が足りない場合にも砂糖を欲してしまいがち。

体液は生理食塩水であり、塩分濃度を一定にして身体の生理機能を保っています。ところが、塩が足りないと身体が訴えたとき、甘いもの好きな人はついつい砂糖をとってしまいがちです。

塩が必要なところに砂糖を補ってしまう、、ここを間違えると身体は狂っていきます。

甘いものほしいなぁと頭で思ったとき、ミネラルたっぷりの自然塩をひとなめすると案外落ち着くものですよ。だまされたと思って一度お試しください^^

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参考記事⇒夏こそお塩!

  • 代替の甘味を使う

そうは言っても、甘く味つけたいお料理やお菓子もありますよね。

そんな時は白砂糖のかわりに甘酒やメイプルシロップ、ハチミツを使うといいと思います。

ご飯づくりには基本的に砂糖は使わず、お菓子やパン作りで砂糖を使う場合にはなるべくミネラル分のある黒砂糖や粗製糖を。ドライフルーツを加えてもより砂糖を控えることができると思います。

参考記事⇒塩麹・甘麹の使い方小豆で甘酒&あんづくり

 

先日のこと、全身の倦怠感と局所的な頭痛に見舞われたのですが、どうしたかなぁと振り返るとその前々日に食べた砂糖菓子が原因と思い当たりました。

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いただきものの冬瓜の砂糖漬け(ミャンマーでは利尿作用があって腎臓によい健康食品とされているよう)と賞味期限の近かったクッキーを同じ日に食べてしまったのです。許容量をオーバーしてしまい、身体に大きなツケが回ってきました💦

食べたものが血となり細胞となる。これは本当ですね。

主人には、砂糖ぐらいで身体がおかしくなるなんて弱すぎると喝を入れられましたが、若い頃よりずいぶんと身体が敏感になってきているよう。数日甘いものは口にしたくなくなって私の体、ごめんね、と謝って少食に徹してデトックスしました。

砂糖+αのせいで身体が相当酸性に傾いていたようで、梅干(アルカリ食品)を食べてもいつもより酸っぱく感じられないくらい。でも、梅干一粒で”あぁ、これで中和されたなぁ”と感じてスッキリよくなりました!梅干のちからはすごいです。

自分の身体の声を聴くこと。甘いものを本当に身体がほしがっているのか、頭で考えずに身体で感じてみること。これが大切かもしれませんね。

みなさんの脱☆白砂糖作戦がうまくいきますように。微力ながらこちらのブログやお話し会でこれからもお伝えしていきたいと思います。

ちょっと恐い白砂糖の話

甘いものが好きでやめられない、ということはないでしょうか?

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よくないとはわかっていてもつい・・

子どもも喜ぶのでつい・・

ちょっと耳の痛い話ですが、お子さまの食習慣を考える上でとても大切なことなのでお伝えしたいと思います。

チョコレート、アイスクリーム、菓子パンにケーキやクッキー、おまんじゅう、キャンディー、清涼飲料水などなど、私たちの周りには砂糖のたくさん入ったお菓子があふれています。

でも、砂糖、それも精製された白砂糖をとり過ぎると身体は一体どうなってしまうのでしょう? 

砂糖をとり過ぎると・・

カルシウム不足に

まず、砂糖をとり過ぎるとカルシウムが奪われます!!

(砂糖が血液を酸性に傾かせるるため、身体がこれを中和させようとして予備アルカリとしてカルシウムを動員するため。)

特に妊娠中のお母さんや成長期のお子さんにとってカルシウムが奪われるというのは一大事。

カルシウムが欠乏すると骨や歯への身体的な影響はもちろん、神経過敏になってイライラしたり落ち着きがなくなります。

また、恐ろしい話ですが、親うさぎに体重のわずか0.05%の砂糖を与えるだけで、子うさぎは奇形となり、人間も同様に砂糖をとり過ぎてカルシウム欠乏となった母親から生まれた子どもは小児マヒなどにかかりやすいと言います。 

母親の砂糖のとり過ぎが原因で子どもに障害が出てしまう可能性も。妊娠中や授乳期の女性は特に注意してもらいたいと思います。

ミネラル・ビタミン類不足に

砂糖は腸内で分解されてブドウ糖や果糖などの単糖類になって吸収されますが、単糖類はそれぞれの分解過程でたくさんのミネラルやビタミン類を消費してエネルギーを生産します。結果、ミネラル・ビタミン類不足に陥ります。

ミネラルやビタミンは代謝に重要な働きをする物質ですが、体内で合成できないため食事で補う必要があります。野菜などを熱心に食べる前に、甘いものを控えてミネラルやビタミンを浪費しないことが肝心と言えそうです。

●胃腸の機能低下

空腹時に甘いものをとると空腹感がなくなったという経験はないでしょうか?

これは、胃の収縮運動が急に弱まるから(糖反射)。つまりは胃がマヒしてしまうからです。

お腹すいた~という子に甘いものを少し与えると、急に食欲がなくなってご飯を食べなくなってしまったという経験はないでしょうか?

そして、ご飯をちゃんと食べずにまたお腹がすいて間食をとる。それがまた甘いものだったりしたら、またご飯時には空腹感がなくなって食べられなくなる。。そんな悪循環に陥ってしまいます。

ご飯が主でおやつはあくまでも補食。どうしても子どもがお腹すいたよという時には、甘いものではなくてご飯の妨げにならないものを補ってあげるとよいかと思います。

「あめちゃんくらいなら大丈夫だろう」、「ジュースだったらお腹いっぱいになるわけないから大丈夫」などと思わずに、間食の内容には十分に気をつけたいところですね。

この他にも砂糖のとり過ぎは冷え性や肝臓の機能低下の原因になったり、血管にダメージを与えるなどいろいろ。

こんな恐いことを知ってしまうと、もう砂糖を食べたくなくなると思いきや、甘いもの好きは一種の中毒症状。そう簡単にやめられるものではないと思います。

そんな私もかつては机の引き出しにチョコレートを忍ばせていたほどの甘いもの好き。食習慣を変えたことで今では中毒的な欲求はなくなりました。

どうしたら無理なく砂糖を減らしていけるのか、またご紹介させてくださいね。

To be continued:)

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