簡単♪塩麹&甘酒の浅漬け

最近もっぱらお弁当派の私。
自分で作った素朴なお弁当が、なにより美味しく感じられて、少量をゆっくり味わっていただく。よいひとときです。

なかでも毎日のように持っていくのがこの浅漬け。

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セロリだけで十分おいしい❤

朝出かける前に、適当に切った生野菜に塩麹と甘酒を1:1くらいの割合でまぶすだけ♪
ただそれだけで、食べる頃には味が馴染んでとーっても美味しくなってくれます。

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山芋ときゅうりで

塩麹や甘酒を料理に使うときは、食材に漬けてから“数時間置いておく”のがポイント💡
単に味が浸透するだけでなく、一定時間置いておくことで食材が変化して栄養価が高まります。

たとえば、きゅうりなどはほとんどが水分で、生のままだとわずかにビタミンCやカリウムが含まれているだけですが、こうして漬け置くことでビタミンBやナトリウムなど新たな成分が添加されます

これは乳酸菌発酵の働きによって生み出されるもので、ぬか漬けや塩漬けでも同じこと。
甘酒や塩麹の働きで消化がよくなり、さらにその栄養価も加わるので言うことなしですね!

漬け汁だって無駄にはしません。

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この日は鶏ハムを仕込んだ後のゆで汁にいれて
味つけは残った漬け汁だけ
味つけは残った漬け汁だけ

汁物に加えると野菜の旨みも加わって大満足♪

本当に、余すところがありません。

塩麹と甘酒を組み合わせて簡単&美味しい&健康的な一品を。
浅漬けとその漬け汁を使った汁物、ぜひお試しくださいね😊

開催レポ♪お砂糖を使わないご飯づくり☆3/21みりん&甘酒づくりの会

先日の春分の日、雪の舞う中はじめての「みりん&甘酒づくりの会」を開催しました。

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目指したいのは“お砂糖を使わないご飯づくり”
煮物やたまご焼き、きんぴら、照り焼き、佃煮など、和食には砂糖を使う料理が意外に多いものです。

砂糖の害はよく知られるところなので、なるべく使いたくないなぁと思うのが親心。
でも美味しくないとせっかくのご飯がちょっと寂しいですね。

そんな時はみりんや甘酒の出番です!

甘酒」は麹で作る発酵食品の中でも最も短時間で仕上がるもの。
酵素や酵素の働きを助ける補酵素、それにビタミンや必須アミノ酸も含まれているという優秀な発酵食品です。

みりん」は熟成に時間がかかるものの、仕込みは短時間で簡単♪保存がきいて失敗知らずの発酵食品です。

共通点は、どちらも麹の酵素の働きで素材のデンプン質を糖化して甘くすること。

麹が引き出してくれるお米の自然な甘みは料理にうまみと深み、それに新たな栄養を加えてくれます。

甘酒は銘々に保温機能のある水筒に仕込んで。

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仕上がりまで7〜8時間かかるので、ご帰宅後に連絡をいただいたのですが、「さっぱりしていて、ちょうどいい甘さで、毎日飲みたい感じ」とのこと。

他の方からも「さっぱりして飲みやすい」とのご感想があって、なるほど💡と思いました。

考えてみると、市販の甘酒は甘みが強くて時々鼻の奥がツンとするくらい。火入れをしているせいか、ドロっと濃厚さも感じます。

最初は「甘酒は実は苦手」と言っておられても、麹で手作りするこの甘酒だと大丈夫と言われる方が多いのも納得です。

家庭で手作りしたものは自然で口にあいやすいのですね。

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↑↑みりんはどーんと約2.4kg仕込んでお持ち帰りいただきました。
2ヶ月後には一升くらいのみりんが絞れると思うと…楽しみですね♪

途中にお子さんを交えてうどんづくりも
途中にお子さんを交えてうどんづくりも

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お昼には自家製みりんで作った茶碗蒸しやみりん粕のディップ、甘酒きんぴらなど(茶碗蒸しが写っていません💦)。
茶碗蒸しはお子さんに大人気でお母さんの分も食べてしまう子や、何個でも食べられる!と絶賛してくれたお子さんも❤
出汁とみりん、醤油の取り合わせは、私たち日本人にとってソウルフードと言えるのかもしれません。

台所からのぼる出汁の香りや、みりんや甘酒の優しい甘みはきっと深いところからお子さんやご家族を(それに自分自身も!)癒やしてくれるものと思います。

みりんや甘酒があればお砂糖なしのご飯づくりももう難しくはありませんね。

ご参加の皆さま、お寒い中お越しいただきありがとうございました。

麹でコチュジャンづくり☆

コチュジャンといえば韓国味噌。
味噌と名がついているだけあって、日本で市販されているものは味噌と砂糖と唐辛子等いろいろ混ぜ合わせたものが多いようですが、本場のコチュジャンは実は麹と唐辛子、塩だけで作るそう💡

早速作ってみました。

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まず炊いたもち米と麹を混ぜて甘〜くなるまで発酵させます。
(甘酒を仕込む要領と同じですね。寒麹にも似ています。)

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ドロドロの粥状になったところで、唐辛子と塩を投入。

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常温で発酵を進めたらできあがり☆

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味噌のように大豆を柔らかく煮てつぶす手間がかからないのでとっても簡単にできました♪

仕上がったコチュジャンでまずオイキムチを。

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塩をふって水気を出したきゅうりにおろしにんにくとおろししょうがを少々。
それにコチュジャンをひとさじ入れるだけで…

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オイキムチのできあがり♫

大好きなキムチがこんなに手軽にできるなんて!
子どもが生まれてからというもの辛いものは封印していましたが、もともと辛いもの好きな私。
箸が止まりません。

これからは料理にひとさじプラスして、手軽に辛味を楽しめそうです(^.^)

コチュジャンづくりもまた皆さんとご一緒にしてみたいと思います。

どうぞお楽しみに♪

低温発酵☆豆乳ヨーグルト

帰国してうれしいことのひとつは無糖の豆乳が手に入ること。

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種類も豊富なのでいろいろ試していますが、ポイントはその「濃度」。
大豆固形分としてパッケージに明記されていて、大抵8〜9%のものが多いようです。

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「豆腐もできます」と書かれている中央の豆乳は濃度(大豆固形分)が10%
この豆乳で作るとヨーグルトはしっかりと固まります。

濃厚な味わいにも大満足♪

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大豆固形分:10%
大豆固形分:9%
大豆固形分:9%

いろいろな豆乳で試してお気に入りをみつけていただければと思います。

今の時期は室温が低いので固まるまでに1日以上かかることもありますが(元種を作るのに3日がかりでした💦)、じっくり発酵が進むのでその分繊細で美しい仕上がりに✨

夏場だと過発酵に注意が必要ですが、長時間置いていても全くくさみも出ず安心です。

そう考えると夏場は冷蔵庫で発酵を進めるとよさそうですね💡(←ヤンゴンの皆さまへ)。

この豆乳ヨーグルト、驚くほどくさみがないので、子どもたちも“普通のヨーグルトより美味しいね❤”と言いながら喜んで食べています。

メイプルシロップ入りが子どもたちのお気に入り♡
メイプルシロップ入りが子どもたちのお気に入り♡

お会いする方にお分けしていますので、お気軽にお声をかけてくださいね。
現在ご参加者募集中です♪

3/21(祝)みりん&甘酒づくりの会(残席2名様)

【参加者募集】3/21(祝)みりん&甘酒づくりの会

おはようございます。ちょっと肌寒い朝ですね。

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まだ寒い日もありますが、庭先の小さな梅の木は可憐な花を咲かせて春の訪れを告げてくれているようです。

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よく見れば、沈丁花もつぼみがふっくらとふくらんで今にも開きそう。
大好きな沈丁花の香り♡楽しみです。

 

さて、おすすめのみりんづくりを日本でもお伝えしたいと思い、新講座を企画しました♪

みりんと甘酒の発酵は実は原理が同じ。
材料も似通っていて、まるで兄弟のような関係です。

今回はそんなみりんと甘酒を一緒に仕込んで、手打ちうどんも作ってみたいと思います。

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手作りみりんは風味がよくて格別な仕上がりに☆
副産物のみりん粕も絶品ですよ。

麹で作る甘酒は砂糖&アルコール無添加で自然な甘みが優しい甘酒。甘酒が苦手な方もきっと気に入ってもらえると思います。

以下、会の詳細です。

みりん&甘酒づくりの会@多摩センター
【開催日時】2018年3月21日(水)10:00~13:00
(みりん&甘酒づくり)10:00~12:00
(発酵ランチ会)12:00〜13:00【開催場所】多摩センター
※お申込み受付後、詳細をお知らせします。

【内容】
・お話し会
・みりんづくり、甘酒づくり
・うどんづくり
・みりんと甘酒を使った発酵ランチ

【参加費】3,500円(材料費・ランチ込み)
※みりんと甘酒、うどんをお持ち帰りいただきます。

【募集人数】5名様(残席2名様)

【持ち物】エプロン、お持ち帰り用のタッパー(500ml以上のもの)、手提げ
※みりん仕込み用の容器はこちらでご用意します。

【申込方法】①ご氏名、②当日のご連絡先を添えて以下までご連絡ください。
📩aya@misokichi.net(桑田)

 

盛りだくさんで楽しい会にしたいと思いますのでどうぞお楽しみに♪
お申込みお待ちしています😊

 

万病の元、活性酸素を減らすには(藤田紘一郎先生セミナーその2)

前記事の続きです。セミナーでは、腸内細菌の話から活性酸素の話へ。

“活性酸素”とは一体なんでしょうか?

活性酸素とは、強い酸化力を持つ酸素のこと。
身体に取り込んだ酸素の一部はエネルギー代謝の過程でこの活性酸素に変化するそうです。

活性酸素は体内に侵入した細菌やウィルスを撃退してくれるので悪いばかりではないのですが、これが増えすぎると健康な細胞まで酸化させてしまう。
つまり身体を“サビさせる”と言われています💦

酸化

腸内細菌の量が戦前の3分の1になったのもこの活性酸素の仕業であって、老化をはじめ、感染症を除くほとんどの症状は活性酸素が引き起こしているとか。
(皮膚の細胞が酸化するからシミができ、血中の細胞膜の脂肪酸が酸化するから動脈硬化など血管系の疾患に。細胞自体が錆びてガン化するなど)
ですから、健康でいるためには活性酸素をいかに減らすかが大切になってきます。

ストレスや不自然な食品、電磁波や放射能まで…知らないうちに体内では活性酸素がいっぱい発生していると言われる中で、どうすれば活性酸素を十分に減らすことができるのでしょう?

生活習慣としては、
♦よく噛む
♦ゆっくり呼吸する
♦身体を冷やさない
♦激しい運動はしない
ことが大事だそうです。
ストレスを減らして自然の中でゆったり生活するのが一番なんだろうなぁと思いますが、そうもいかない場合は食品で補うのがよいとのこと。

活性酸素を減らしてくれる食品としては、植物性抗酸化食品、“ファイトケミカル”と言われるもので次のようなよのがよいそうです。野菜

♦ポリフェノール(色のついた野菜や果物)
♦カロチノイド(緑黄色野菜、海藻類)
♦イオウ化合物(ニンニク・ネギ)
♦テルペン類(ハーブ類、柑橘類)

にんにくやキャベツは免疫を高める野菜のトップでかつ、活性酸素を減らす野菜のトップでもあるとか。
中でも「食前キャベツ」がおすすめということで…

千切りキャベツ
わが家の食卓では、食事の最初にキャベツの千切りを食べるのが定番なっています。スライサーで薄くスライスしたものが食べやすくてみんな大好き💕

もう一つの定番、毒出し野菜スープも考えてみるとファイトケミカルづくしのレシピ。

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こちらもおすすめです😉

そして、もちろん発酵食品も。
味噌や甘酒、漬物、豆乳ヨーグルトなど日々取り入れるといいですね。

ほうっておくと怖い活性酸素。

活性酸素を減らす生活習慣や食事、ちょっと意識してみませんか?

心の健康も腸内環境次第(藤田紘一郎先生セミナーその1 )

先日のこと、常々おもしろいなぁと思っていた藤田紘一郎先生のお話を聴く機会がありました。

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藤田先生は細菌学や免疫学がご専門で15年間サナダムシと共生していた方として知られていますが、ユーモアあふれるお話に会場は笑いが絶えず。
内容も終始興味深くて合点のいくものでした。

さて、腸が免疫の70%を司っているというのはいまや有名な話ですね。
それに加えて、実は脳内伝達物質を作り出しているのも「腸」というのはご存知だったでしょうか。

「腸内細菌がビタミンを合成し、そのビタミンが脳内伝達物質を合成する」
なので、、

「腸の状態が悪いとセロトニンが減ってうつ病になりやすくなり、ドーパミンも減ってやる気がなくなる」というお話がありました。

www.photo-ac.com

つまり、肉体的な病だけでなくて、心の病も腸内細菌次第ということ。

便秘など、腸の調子が悪いなぁと感じたとき、なんだか気分も落ち込んでやる気がおきなくなったという経験はありませんか?

“心と身体はつながっている”とはよく言われますが、ひょっとして腸でつながっているのかもしれません。

腸内細菌の数は多いほうがよく、そのバランスも大切になるわけですが、現代の日本人の腸内細菌の量は平均して戦前の‘3分の1’まで減っているのだそうです。

除菌や抗菌グッズが流行り、抗生剤漬けの家畜や養殖魚を口にするようになったり、さらには添加物や農薬などの影響でそんなにも…。

便の半分は腸内細菌の死骸なので、腸内細菌の量は便の量から推測できるのですが(子どもの便が立派なのも納得ですね!)、量の多い=食物繊維の摂取量の多い地域では自殺も少ないとのこと。

腸内細菌がうつ病や自殺を防いでくれるとしたら…腸がどれほど大切なのかよくわかりますね!

もし今気分がふさぎ込んでいるなら、腸に目を向けるチャンス☆

腸の状態から見直してみませんか?

藤田先生のお話をもっと知りたいという方は数多くの著書があります。

一例として、こんな本も

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脳はバカ、腸はかしこい』

(この本を出版された直後に頭を強く打って手術をされたそうで、バカと言ってごめんなさいと脳に?謝っておられました。(笑))

興味を持たれたらぜひ手にとってみてくださいね。