夏こそぬか漬け☆(ぬか床の作り方)

精米機を使うようになってから、少しずつためていた糠がようやくまとまった量になったので、いよいよぬか床に☆

気温も湿度も上がって、ぬか床も活発に発酵が進む季節です。

気温が上がりすぎると過発酵になるので冷蔵庫に移す方もいるようですが、朝晩かき混ぜていれば問題ありません♪

基本の配合は、1kgのぬかに200g~250gの塩。

いろいろと入れるのではなくて、塩と唐辛子くらいがいいと、以前ぬか漬け名人のお米屋のおばさんから習いましたが、今回も基本は同じ要領で。

プラスして、昆布のミネラルを取り入れたかったので水の代わりに昆布水を使ってみることにしました。

ぬか床の作り方
《材料》
米ぬか(生) 500g
塩      100〜120g
水(昆布水) 3カップ程度
唐辛子    1本
山椒の実   適量

《手順》
1. 分量の水に昆布を浸してから火を入れる。
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2. 1の水に塩を加えて溶かし、塩水を作ってよく冷ます。
(ぬかの乳酸菌や酵母を殺さないため)
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3. 容器※にぬかを入れ、2の塩水をちょうどいい硬さになるまで加える。
※容器は陶器やホーローがよい。
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4. 唐辛子と山椒の実を混ぜ込み、キャベツの外葉やきゅうりのヘタ等、捨て漬け用の野菜を加える。
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5. 1日に1〜2回※底からしっかりとかきまぜ、毎日1回野菜を入れ替え、捨て漬けを繰り返す。
※夏場は朝夕の2回
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6. 1週間程度で発酵が進んだらぬか床の完成♪本漬けをはじめる。
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手でかき混ぜるのがぬか漬けの醍醐味ですが、かき混ぜる度、発酵が進んでいくのが肌で感じられてわくわくと。

すっかりなじんで香りがよくなったところでいよいよ本漬けを開始しました。
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定番のきゅうりとみょうが、人参を少し。
どれも軽く塩ずりしてから漬けました。
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ちょうどいい塩梅であとを引く美味しさです!大成功♪

続いて今が旬のズッキーニも。
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宅配で届いたのはいいものの、食べ方がよくわからなかったのですが、ぬか漬けにすると厚い皮も食べやすくなって正解でした。

これからは朝晩のかきまぜが日課に。
ご飯にぬか漬けがあれば、あとは味噌汁とお豆腐くらいで十分だなぁ。

この夏はぬか床に大活躍してもらおうと思います^^

低温発酵☆豆乳ヨーグルト

帰国してうれしいことのひとつは無糖の豆乳が手に入ること。

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種類も豊富なのでいろいろ試していますが、ポイントはその「濃度」。
大豆固形分としてパッケージに明記されていて、大抵8〜9%のものが多いようです。

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「豆腐もできます」と書かれている中央の豆乳は濃度(大豆固形分)が10%
この豆乳で作るとヨーグルトはしっかりと固まります。

濃厚な味わいにも大満足♪

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大豆固形分:10%
大豆固形分:9%
大豆固形分:9%

いろいろな豆乳で試してお気に入りをみつけていただければと思います。

今の時期は室温が低いので固まるまでに1日以上かかることもありますが(元種を作るのに3日がかりでした💦)、じっくり発酵が進むのでその分繊細で美しい仕上がりに✨

夏場だと過発酵に注意が必要ですが、長時間置いていても全くくさみも出ず安心です。

そう考えると夏場は冷蔵庫で発酵を進めるとよさそうですね💡(←ヤンゴンの皆さまへ)。

この豆乳ヨーグルト、驚くほどくさみがないので、子どもたちも“普通のヨーグルトより美味しいね❤”と言いながら喜んで食べています。

メイプルシロップ入りが子どもたちのお気に入り♡
メイプルシロップ入りが子どもたちのお気に入り♡

お会いする方にお分けしていますので、お気軽にお声をかけてくださいね。
現在ご参加者募集中です♪

3/21(祝)みりん&甘酒づくりの会(残席2名様)

真冬の麹づくり

味噌づくりに欠かせない麹。
これまでは味噌づくりの度、糀屋さんから生麹を取り寄せて仕込んでいました。

今回も取り寄せようかと思いましたが…試しに仕込んでみることに。

初めての冬の麹づくり。しかも一年で一番寒い時期です。
麹がよく繁殖する温度は30度くらいですので温度管理には随分と気を遣いましたが、あとはいつもの要領で。

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お湯を入れたペットボトルで温めて保温して。途中何度か手入れして…

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じゃん!(写真は1日目)

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もう1日待って、美しくて香りのよい米麹ができました♡
保温スペースさえ確保できれば麹はどんどん作っていけそうな感触です。

手作り麹で仕込む味噌づくりでは、混ぜる過程で発酵熱の温もりや新鮮な麹の香りを感じられて、ますます愛情たっぷりのお味噌ができる気がします。

皆さんに体感いただけるといいなぁ。
みそキッチンで生麹をご提供できる日も近いかもしれません。

どうぞご期待ください😊

 

【講座開講予定】

2月25日(日)10:00〜13:00

味噌づくりの会@多摩センター(ご参加者募集中🎶)

もう一度!豆乳ヨーグルト✨

これまでみそキッチンの講座では、麹を使った発酵食品を取り上げてきましたが、他にもすばらしい発酵食品はいろいろあります。
今月は豆乳ヨーグルト普及月間( ^^) (^^♪

講座に来られた方に豆乳ヨーグルトのすばらしさをお話しして、ご希望の方に元種を持ち帰っていただきました。

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豆乳ヨーグルト手順1
①元種を一さじ容器(陶器や素焼き)に入れる。
②豆乳を注いでかき混ぜる。
②豆乳を注いでかき混ぜる。
③ラップなどでふたをする。
③ラップなどでふたをする。
④布などをかぶせて遮光し、常温に置いておく。
④布などをかぶせて遮光し、常温に置いておく。固まれば冷蔵庫に移す。

「菌の働きが弱まったら玄米から元種を起こし直してくださいね。」
「納豆のそばに置くとねばねばのヨーグルトになるので気をつけて。」
などと説明していたら、
せっかくの元種がダメになったらどうしよう??と不安の声が。

でも、「お友だち同士で育てて、一人がだめになっても他から分けてもらえる💡
と気づいて、お友だちにぜひ広めようという話になりました。

元種をお分けした後、みなさんすぐに実践されているようで、「うまく固まりました♪」というご報告を続々といただいています。

豆乳ヨーグルト

元種の作り方はこちら

豆乳ヨーグルトの作り方(玄米編)

一般的にヨーグルト(生乳から作るもの)はお腹にいいと宣伝されていますが、日本人がヨーグルトを常食するとむしろ腸の状態は悪くなると言われます。

一方、この豆乳と言えば、乳酸菌の数が普通のヨーグルトの数倍もあって悪玉菌を食べ尽くしてくれるという腸の救世主✨
そろそろ普通のヨーグルトから、豆乳ヨーグルトに切り替えてみませんか?市販の豆乳で簡単にできます(ただし、薄い豆乳は固まりません)。

ノンシュガーが理想ですが、こちらではなかなか手に入らないので砂糖入りのものでも。

豆乳

広がれ、豆乳ヨーグルトの輪♪

ご希望の方、まちがえて元種を食べつくしてしまったという方(いらっしゃいました^^)は元種を差し上げますので、みそキッチンまでお気軽にご連絡ください。

豆乳ヨーグルト2

子どもに教わる本物の食

先日土曜日に味噌づくりの会を開催した時のこと、小学生と幼稚園生のご兄弟がお母さんについてきてくれました。
味噌づくりにはあまり興味はなかったようで、その間ご兄弟で静かに読書して待っていてくれて、さてお昼の時間に。

味噌づくりの会料理
食卓に並べたのは玄米ご飯に味噌汁、おなじみの麹づくしのメニューと野菜のお惣菜。お肉やお魚の用意はなくて、地味なものばかりです。

果たして食べてくれるかしらと思っていたら・・・
だいたいのおかずに手を伸ばしてくれて、食べること食べること!
お子さんたちがこんなに野菜を食べる姿を見るのは初めてだそうで、「いったいどうしちゃったの?!」とお母さんは目を白黒させて笑い出してしまうほど。

味噌づくりの会食事風景
大人が食べ終わって片づけ始めても、最後まで二人でいっぱい食べてくれました。

もう一人、お母さんと一緒に来てくれていた小学生の男の子も玄米ご飯をしっかり食べて、目の前のもやしの塩麴和えが気に入ったようで、きれいに平らげてくれて。
食卓にうれしい光景が広がって、子どもたちの様子をずっと眺めていたいほどでした。

“子どもは必要なものを知っている”
大人よりも感覚が優れている子どもたちは、自分の身体に必要なものと分量を知っています
だから、周りの大人たちは、本当は「あれを食べなさい」「これを食べなさい」「もっと食べなさい」などといちいち子どもたちに言う必要はないのですね。
お腹がすいたら食べるでしょうし、自分の身体に必要のない食べ物であったり、体調が悪ければ食べないだけです。
間食が過ぎて肝心のご飯を食べないというのでは困りますが、そうでない場合は子ども自身の身体感覚に任せて概ね問題ないものです。むしろ、“いま自分自身でほしいか、ほしくないか”、都度感じさせて任せる方がせっかくの身体感覚を保つためには大切と思います。

今回は主食が玄米ご飯だったこともあって、その食べ合わせとして野菜中心のおかずが合うということを子どもたちは身体でわかっていたのでしょう。
また、塩麴や甘酒で和えた野菜も、ただ塩をして蒸した野菜も、水分を加えずに重ね煮した野菜も、野菜本来の甘味が引き出されておいしく感じたこともあると思います。
幼稚園生の男の子は蒸したにんじんがよほど気に入ったようで、「にんじんもっと!」と最後まで何度もおかわりしてくれました^^

そして、前提として、味覚がちゃんと育っているお子さんだったからこそ、それをおいしいと感じられたということも。小さいころからお母さんの手料理で育ったことが窺えました。

“シンプルな料理ほどその素材のおいしさがよくわかって、ありがたい食事になる”ものなんだなぁ。
と子どもたちから学びの機会をもらいました。

後日談ですが、お母さんから
あれ以来子供たちが『桑田さんの作った野菜料理が食べたい!』と何度も言ってまして、
本当に美味しかったみたいで、何度もせがまれております(^^)
というご連絡をいただいて、塩麴をお求めに再訪してくださいました。
塩麴のおかげでメニューの幅が広がったと喜んでくださっていて、私もとてもうれしいです!

本物の食とは、本物の食材、本物の調味料(発酵調味料や自然塩)を使って素材本来の味を味わい、そのありがたみを感じていただくもの。
それはきっと子どもたちの心身を健やかに育んでくれるものと思います。
そんな食が各家庭でどんどん広がってくれますように✨

味噌づくりの会味噌

ご参加の皆さま、お子様たち、ありがとうございました!

米のとぎ汁で漬物づくり(ミャンマーの発酵食品~その3~)

ミャンマーの発酵食品シリーズ第3弾は、日本人の口にもあうお漬物づくり♪
それも私たちになじみの“米のとぎ汁”で作るものです。

早速作り方をご紹介しますね。

《材料》
・米のとぎ汁  2カップ
・もやし    1袋
・塩      大1

《手順》
1.きれいな水で(←ミャンマーでは重要)米を洗う。1度目は捨てて、2度目の濃いとぎ汁を取っておく。

とぎ汁
2.洗ったもやしを塩でもんで、1.のとぎ汁に浸す(頭が出ないように)。
もやし1日目
3.常温で2~3日置いて発酵が進んだらつけ汁から出してそのままいただく。

もやし1.5日目
1日目
もやし2日目
2日目
もやし2日目アップ
米ぬかの膜がはると発酵のしるしです

2日目にいただいたところ、酸味と塩気がちょうどよくてすでに食べごろに。そのまま3日間置いてもそれほど味に変化はなかったので、夏場は(こちらでは年中^^)2日で十分と思います。

もやし完成

身体が欲している感覚で手が止まらず…一人でぱくぱくと食べてしまいました♡

とぎ汁の中で発酵して乳酸菌たっぷりになったスプラウト(もやしもスプラウト)を生でいただく―生きた酵素もたっぷりと取り入れることができて、理想的な食べ方ですね☆

それからもう一つの作り方は、“重湯”を使ったもの。おかゆを炊くときに出る上澄みのことですね。

こちらでは鍋で多めの水でご飯を炊くときにこの重湯が出るそうで、それを活用したものです。

わざわざおかゆを作るのも・・・という場合は米のとぎ汁をちょっと煮詰めて冷ましてから使ってもいいと思います。

《材料》
・重湯(または火入れした米のとぎ汁)  2カップ
・大根                                                   適量
・塩                                                    大1

《手順》
1.重湯、または火入れした米のとぎ汁を用意する。
重湯

2.大根に包丁で切れ込みを入れ、塩をすりこむ。
大根2

3.大根を重湯に浸して2~3日常温で発酵させる。
大根4

大根5

こちらも酸味が効いてしっかりとしたお漬物に。
筋の少ない日本の大根で作るともっとおいしいだろうなぁと思います。

米のとぎ汁を作ったミャンマー式漬けものづくり。米のとぎ汁を無駄なく使えて、簡単に乳酸菌と酵素たっぷりのお漬物ができるなんていいこと尽くめです^^

ぜひお試しください♪

 

 

ミャンマーの発酵食品~その2~

ミャンマーの発酵食品紹介の続きです。(→第一弾はこちらからミャンマーの発酵食品~その1~
続いて取り入れやすいのがこちら。

タヤチン(マンゴーの漬物)

タヤチン
ほぐして使います。
タヤチンパック
パッケージはこんな感じ。1パック350ks(約30円)

市場でいつも見かけてずっと気になっていたタヤチン
野菜と一緒に売られているのですが、聞いてみるとサラダにして食べるとのこと。
味はまるで日本のしば漬けのようで塩気と酸味の強い食材です。

>アレンジ例 もやしとタヤチンのナムル

タヤチンサラダ
《材料》
・もやし        1袋
・タヤチン       大2程度
・ピーナツ(お好みで) 大1程度

・ごま油         適量
さっとゆでたもやしにタヤチンとごま油を和えるだけ♪
仕上げに炒ってつぶしたピーナツを加えると香ばしさがアップ。タヤチンの塩分と酸味で十分味がつくので他の調味料はいりません。

>アレンジ例 白きくらげとタヤチンのサラダ

タヤチンサラダ2
《材料》
・白きくらげ  1個
・きゅうり   1/2本
・タヤチン   大2程度
・タマネギ   大1程度(水にさらしたスライスをお好みで)

・植物油    適量
こちらも水でもどしてさっと湯通しした白きくらげを、千切りきゅうりとタヤチン、油で和えるだけ♪
植物油は亜麻仁油やえごま油など、オメガ3と呼ばれるもの(必須脂肪酸)を使えるといいですね。

ミーチン(発酵タケノコ)

タケノコ(ミーチン)2
写真右のタケノコを手で細かく割いたものが左
タケノコ(ミーチン)4
樽に盛られたミーチン。手前は炭火焼の丸なす。こちらも美味です♪

市場では、細く割いたタケノコがたくさん売られています。
普通のタケノコを買ったつもりが、酸っぱくて臭みがあったので、最初はてっきり腐っているのかと思ったのですが・・・よくよく味わうとメンマのよう!
そう、見かけはちょっと違いますが、メンマも発酵タケノコなのでその仲間ですね。

これで300ks(約25円)。量ったら350gもありました。
これで300ks(約25円)。量ったら350gありました。
スーパーでもいろいろ打っています。
スーパーでも各種あります。

ミーチンは少しクセがあるので油っぽい食材との相性がよい食材です。

>アレンジ例 発酵タケノコの辛味炒め

タケノコ(ミーチン)3
こちらはスーパーのお惣菜コーナーで買ったものでもうメンマそのもの!
レシピはわかりませんが、ラー油で炒めると似た味が出せそうです。

>アレンジ例 発酵タケノコと豚肉の炒め物

タケノコ
アレンジというほどではありませんね。笑

タケノコ(トムカーガイ)

トムカーガイ(タイ風ココナツスープ)に入れてもおいしくいただけました。

ミャンマーの方は、薄切りではなくブロック肉を使って多めの油と辛味で調理するようで、カレーにもよく使われます。

手軽に手に入るタヤチンミーチンも取り入れて、普段の食卓がもっと楽しく、身体にもうれしいものになりますように。

ミャンマーの発酵食品シリーズ、もう少し続きます^^

ミャンマーの発酵食品~その1~

今日はダザウンモンの満月。こちらでは先月のダディンジュに続いて大きな満月のお祭りです。

山車1
 
山車2
外では山車?のようにきれいに装飾された車が何台も行きかって、しばらく車が停まると人々がいろいろな物やお札を寄進していきます。
にぎやかな音楽が鳴り響く中、家の中では話し声もよく聞こえないほどでした
 
さて、こちらで暮らして1年半になりますが、実はミャンマーには発酵食品が豊富!これまで出会った発酵食品についてご紹介してみたいと思います。
 
まずはこちらから。
ラペソー(発酵茶葉)
ラペソー
みんな大好き♡ラペソー。
 
ポピュラーで、ミャンマーに来てすぐに出会う発酵食品かと思います。
お茶うけやサラダに。また、わが家ではラペソーで作る炊き込みご飯も人気メニューです。
油は多めですが、ほどよいお茶の渋みに発酵でうまみや酸味が加わって日本人の口にもよく合います(※ただし、甘口のもの)
 
アレンジ例>ラペトゥ(発酵茶葉のサラダ)
ラペトゥ2
ラペソーを使ったサラダ。ラペトゥは色々な野菜との組み合わせがありますが、流行があるそうで、ここ何年かは蒸したトウモロコシと落花生にキャベツ、小魚が入ったこちらが人気だそう。
ラペトゥ
後を引くおいしさで、息子の大好物です☆
 
アレンジ例>ラペタミン(発酵茶葉ご飯)
ラペタミン
ラペソーの混ぜご飯。炊いたご飯にそのまま混ぜてもいいのですが、わが家ではこれを炊き込みご飯のようにお米と一緒に炊いています。
ラペタミン2
すると・・ラペソーの油がよい具合に回ってまるでピラフのように☆
子どもたちに人気の一品です。
 
《材料》
●米 3合
●ラペソー(ナッツを含めて) 適量
●塩 小さじ1強
●水 通常の1割増
《作り方》
材料を全て入れていつもの要領でご飯を炊くだけ♪
ラペソーと自然塩を多めに入れるのがポイントです。
 
納豆
ミャンマーの納豆
こちらにも納豆はあります。ただ、糸はひかないもので、サラダやカレーに入れていただきます。
 
ミャンマーのレシピで納豆カレーに挑戦してみました☆
 
アレンジ例>納豆カレー

《材料》
納豆       200g
●トマト      小2個
タマネギ     小1個
にんにく     2片
●唐辛子(お好みで)2本
ターメリック   小さじ1/4
塩        小さじ1.5
《作り方》
1.油を熱してターメリックを炒めてから、 つぶしたタマネギ、にんにく、唐辛子を入れて炒める。
.みじん切りにしたトマトを加えて形がなくなるくらいまでよく炒める。
.納豆を入れてから湯を加えて煮込み、塩と唐辛子で味を調える。
4.水が少なくなったら水を足してふたをして煮る。

納豆カレー2

納豆カレー
発酵が酸味と塩気を生み出してくれるようで、深い味わいのカレーに仕上がりました。
実はこの納豆カレー、日本の納豆でも問題なくできるそうです
ミャンマーの方に日本の納豆を差し上げたら、カレーを作って美味しかったとのことなので、日本の納豆でもぜひ♪
 
ミャンマーの発酵食品シリーズ、次回に続きます^^

テンペの作り方(大豆の発酵食品)

インドネシア発祥の大豆の発酵食品、テンペ。
テンペは煮大豆にテンペ菌(白カビの一種)をつけて発酵させて作ります。
納豆も煮大豆に納豆菌をつけて発酵させるのでその工程はほぼ同じですが、異なるのはその温度。
納豆の発酵には40度位が適しているので保温が必要なのに対して、テンペの発酵には25〜30度あればよく、こちらミャンマーでは常温で大丈夫♪
仕込んだ後はそのまま置いておけばいいので楽々です。
《材料》
 大豆   250g
 酢    少々
 テンペ菌 小さじ半分
 
《手順》
大豆浸水
大豆をよく洗い、一晩浸水する。 その際、大豆を酸性にするため酢を少々加える。
大豆の皮をできるだけむく(菌がつきやすくするため)
浸水した水のまま大豆を鍋に入れ、灰汁をすくいながら30分ほど煮る(食感を残す程度に)
水を切って冷ましてから、テンペ菌をまぶしてまぜる
水を切って冷ましてから、テンペ菌をまぶしてまぜる
ジップロックに入れて平らにならす(トレイに入れてラップで覆ってもOK)。呼吸できるように袋に数か所穴をあける
ジップロックに入れて平らにならす(トレイに入れてラップで覆っても)。呼吸できるように袋に数か所穴をあける
テンペ3
常温(25~30度)で1日半後、白いふかふかのカビで覆われたらできあがり☆
スライスしていただきます
スライスしていただきます

調べてみると、テンペ菌はバナナの葉やハイビスカスの葉など、熱帯の植物についている菌のよう。テンペ菌が手元になくても、バナナの皮で包んで発酵させればできそうです💡

発酵した大豆は良質なたんぱく源。
一方で、発酵していない大豆は強い反栄養素*を持つと言われています。
*反映要素:人体に有害なフィチン酸塩、酵素阻害物質、甲状腺腫誘発物質など、種子である大豆が外敵から身を守るために有するもの。
ですから、良質な植物性たんぱくだから、と思って豆乳やきな粉、煮大豆など、発酵していない大豆を摂り続けると…実は身体に害を与えることになってしまいます。

大豆は発酵させて摂るのがいちばん!

納豆やテンペは発酵させることで、大豆にはない成分が生み出され、特に血栓をできにくくする作用を持つようになると言われます。
さらによいことに、テンペは納豆で問題となる腸内ガスを発生させない点においておすすめできます。
言うまでもなく、味噌や醤油はより時間をかけて大豆を発酵させたものですから理想的です✨
常夏のミャンマーで手軽にできるテンペ、発酵食品のレパートリーに加えてみてくださいね。

 

塩麹レモン&塩麹タマネギの作り方

ビタミンCの大切さがわかったところで(前記事参考→「甘いもの依存とビタミンC不足」)、早速塩麹レモンを作ってみることに♪
 
いただきものの無農薬レモン。
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せっかくなので皮ごといただきたいなぁと思って、大切に冷蔵庫にしまっていたものです。
 
調べてみると、塩麹レモンは塩麹(仕上がったもの)にレモンを漬けるだけでできてしまうようですが、それだと塩麴レモンとは呼べない気がして(塩麴とレモンを混ぜただけ?)、麹から仕込むことに。

 
塩分が15%前後になるように、配合してみました。
※一口に塩麹と言っても、その塩分率は実は様々。15%は高すぎもなく、また低すぎもないくらい。塩分率はぎりぎり数%まで落とせますが、暑いミャンマーでは腐敗の心配があって管理が難しくなります。


 
〇塩麹レモン🍋

【材料】
・レモン 1個(120g)
・米麹 200g
・塩 80g
・水 200cc
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カットはお好みで。スライスしてもみじん切りにしてもOKです。
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容器に材料をすべて入れて日に一回かき混ぜて

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1週間程度でできあがりますが、毎日かき混ぜるたびにレモンのいい香りが広がって~たまらず味見!
翌日も翌々日も味見^^
フレッシュなレモンがだんだん麹となじんでまろやかに変化していくのがよくわかります

 
塩麴レモンですっかり楽しくなって、前々から気になっていた塩麴タマネギも少し作ってみました。

 
〇塩麹タマネギ
【材料】
・タマネギ 2~3個(200g)
・米麹 200g
・塩 70g

 
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こちらの玉ねぎは小ぶりで外側が紫色です。
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フードプロセッサーでガーっと攪拌しておろし状に。
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タマネギから水分がたくさん出るので、こちらは水を一切加えずに仕込みました。

 
最初タマネギのツンとした香りだったのが、2日もすればなじんで甘味を感じるように。
 
塩麴タマネギはドレッシングなどにして。スープに入れてもぐっとうまみが出るだろうなぁ。肉の下味としても、普通の塩麴に増してきっといい働きをしてくれそうです♬
 
塩麴レモンはそのままでもおいしくいただけそうですが、こちらもドレッシングにまぜて、ゆでたジャガイモなど、付け合わせの野菜に添えて。白身魚のソースとしてもよさそうです。
 
いろいろなバリエーションの塩麴。皆さんも楽しんで日々の食卓に取り入れてくださいね(^^♪
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7/4(火)「塩麴・甘酒づくりの会」は現在ご参加者募集中です(残席2名様)。詳しくは以下リンクからご覧ください♪