梅酢で毒出し☆

暑中お見舞い申し上げます。

すっかりブログではご無沙汰しています。
一応(ちゃんと)仕事はしていますが、気分はすっかり夏休み♪
子どもたちといっぱい遊んで夏を満喫しています^^

さて、ずっとお伝えしたいと思っていた梅酢の使い方について、ご紹介です。
梅酢は、梅干しを塩漬けすると出る梅のエキス。

そのままだと透明でクリアな白梅酢
もみじそを入れて赤く染まったものが赤梅酢です。

梅酢

今年はもみじそを入れたので美しい赤梅酢がとれました。
梅干しの副産物ですが、私の中ではどちらが主役かわからないくらいの貴重なものです✨

まず、なぜ梅酢がよいのかというと、動物性食品や炭水化物を多くとって酸性に傾いた身体をリセットしてくれるから。

砂糖の毒消しに梅干しがいいと言いますが、梅酢も効果大☆
特に、梅酢のクエン酸には毒素を排出する力があると言われます。

梅酢も梅干しと同じように2年もの、3年ものがいいのですが、
梅干しを漬けなかったから梅酢がない、という方は自然食料品店などで入手されてくださいね。

 

さて、一番簡単で私が大好きな使い方は、ただ水やお湯で割って飲むもの。

コップ1杯の水に小さじ1くらいの梅酢を入れて。

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梅酢ドリンク

梅酢ドリンクは見た目も美しく、ただそれだけで身体をスッキリとリセットしてくれるような飲み物です。

水分と同時に塩分補給ができて、クエン酸の働きで疲労回復☆
熱中症予防にも最適と思います。

次に、お酢の物がとっても手軽に作れます。

お酢の物は大抵お砂糖を入れた甘酢に漬けますが、梅酢であればお砂糖がなくても食べやすく、また色鮮やかに。

梅酢1:水1の割合で割って使います。

梅酢和え(長いも)
長芋の梅酢和え

梅酢和え(長いもアップ)

天日干しした大根を使って。

切り干し大根

梅酢和え
干し大根の梅酢和え

干し大根にミョウガとくらげを少し加えましたが、シンプルで滋味深さを感じる一品に。

先日もご紹介しましたが、紅生姜などは刻んだ新生姜を軽く天日干しして、梅酢にそのまま漬けこめば大丈夫です。

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紅生姜

美しくて美味しくて、その上毒出しもしてくれるという万能な梅酢。

この夏、いろいろお試しくださいね♪

梅干しづくり〜③土用干し(天日干し)編〜

梅干しづくりシリーズの最終回、いよいよ天日干し編です。
三連休、お天気に恵まれたので毎日ピカピカのお日様にあてることができました。

ここまでの作り方はこちらから

梅干しづくり~①塩漬け編~
梅干づくり~②もみしそ編~+赤じそジュース

土用干し(天日干し)

《手順》
1. 塩漬け(+赤じそ漬け)しておいた梅と赤じそを容器から取り出して梅酢を切り、ザルに載せて天日に干す。

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2. 途中で一度裏返す。

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3.日が陰ってきたら取り込んで容器に戻す(梅酢に浸す)。

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4.上記1〜3の工程を3日間繰り返す。

《保存方法》
容器に入れて常温で発酵を進ませる。
※本物の梅干しは腐りません。
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そのまま保存しても(写真左)梅酢に漬けて保存しても(同右)OKですのでお好みで♪

こうして毎日一粒一粒触れてお世話すると、愛おしくなるような思いが自然とわいてきます。
土用干しした梅干しは、すぐにも食べられますが1年程度寝かしていただくとさらにまろやかに。

梅干の薬効を考えると、3年以上寝かせたものがよいと言われています。

プールから帰って取り込もうとしたら、娘が「おいしそう!食べてみてもいい?」とその場でパクリと食べてしまいました。

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私も真似して食べてみましたが、とっても美味しい!

塩分濃度は昔ながらの18%にしたのに、お塩ちゃんで漬けたせいなのか、すでにまろやかさがあって、本当においしく仕上がりました(*˘︶˘*).。.:*♡

その後も娘との赤じそのつまみ食い合戦が止まらず…

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きざんでゆかりにしようと思っていたのですが。その前になくなりそうです💦

酷暑の折、熱中症予防にも役立ってくれそうですね。

梅酢もたっぷり摂れたのでいろいろ使うのが楽しみです。

みそキッチンから“梅キッチン”に変えたら?と家族に言われるくらい、最近すっかり梅づいている私ですが、もう少しおつきあいくださいね。

次回はとっても簡単な梅酢の活用法をご紹介します♪

梅干しづくり〜②もみしそ編〜+赤じそジュース

先日の①塩漬け編の続きです。

塩漬けをしてから数日経つと梅酢が上がってきます。
熟した梅を使うと梅酢もよく上がるといわれますが、、
十分梅が浸るくらいの梅酢が出てくれました♪

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美しい赤い梅干しがお好きな方は、ここで“もみしそ”を投入して。
赤い梅は苦手という場合は、そのまま梅雨明けの天日干しを待つだけです(関東はもう明けたようですが💦)。

もみしその作り方

《材料》
赤じそ 200g(梅の10%)
塩   30g〜36g(15〜18%)

《手順》
1.赤じそを洗って葉を摘み、水気をしっかり切る。153032684606002.ボウルに赤じそを入れ、塩を半量加えてよく揉む。153032686191713.絞ってアクを流し、残りの塩を加えてさらに揉む。153032686646324.きつく絞ってアクを流してから、浸るくらいの梅酢を加えてほぐす。15303268752024153032687855755.梅酢ごと容器に戻す。15303268834296

15303268876597もみしそを投入すると、梅酢が美しいピンク色に染まって気持ちが高鳴ります。

残った赤じそでジュースづくりも☆

材料はこれだけです。

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赤じそ、砂糖、酢

梅シロップと並んで娘の大好きな赤じそジュース。
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煮出して(色素が抜けて青じそのようになります)、お砂糖と酢を加えるだけで…
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あっという間にできあがりです☆

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先日訪れた友人宅で。美しく2層になったソーダ割をいただきました💖

目にもうれしい赤じそジュースもぜひ作ってみてくださいね。

梅干しの作り方、次回はいよいよ仕上げの天日干し編です。関東は観測史上初、6月に梅雨明けしたとか。

3日続けてカンカンに晴れて、確実に家にいられる日を見極めて天日干ししようと思います。

引き続きお付き合いくださいね。

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梅干しづくり〜①塩漬け編〜

青梅が終わって黄梅が出回ってきました。
いよいよ大本命の梅干し仕込みのシーズン到来です。

昨日のニュースレターで予告したとおり、今日は梅干しづくりのご紹介です(^^♪

(読者募集中→

梅干しはまだあるから、と言う方も、ぜひ仕込んでみませんか?

発酵は時間が宝です。
“3年もの”や“5年もの”の梅干しは、薬効が優れていると言われますから、そのくらい寝かせるつもりで毎年作れるといいなと思います。

私は、というと先週は平日の朝から塩漬け作業を。

お店できれいに色づいた黄梅を見つけてしまい、たまらず買って帰ったのですが、塩漬け作業は出勤前にささっとできてしまうくらい、とっても簡単です☆

寝る前に梅を洗って、翌朝おへそを取って、焼酎にくぐらせ容器に入れて塩をまぶすところまで。
たったの15分くらいで仕込み終えました♪

以下、塩漬けの方法です。

梅の塩漬け
《材料》
黄梅 2kg
塩  360g(梅の重さの18%)
焼酎 適宜

《手順》
1.梅をやさしく洗って水を切り、おへそ(軸)を竹串で取る。
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2.水気が切れたら梅を焼酎にくぐらせる。
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3.軽く焼酎を乾かす。
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4.梅を容器に入れて上から塩を重ねる
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※梅と順番に重ねてもいいですが、一番上にばさっと載せればOK。

5.裏返しにしたお皿を蓋にして、重しを載せる。
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※梅の重量の1/3〜1/2くらいの重さで。梅酢に浸かるので、濡れても大丈夫なものを。

6.梅酢が上がるまで4〜5日待ち、梅が完全に梅酢に浸かったら重しを外す。

 

塩漬けまで済ませてしまえば、梅は悪くなることはありませんのでもう安心♪
そのまま梅酢が上がってくるまで待つだけです。

黄色く色づいた梅を見つけたら、迷わず塩漬けを!

次回は②赤紫蘇漬け編をお届けします。