こんにゃく湿布で元気になぁれ♪

今年も残すところあと3日となりました。
クリスマスパーティーや忘年会続きで身体が悲鳴をあげている方もいらっしゃるかもしれません。

クリスマスビュッフェ

かく言う私も例外ではなくて、いろいろな集まりがあって過食気味。その上ホームパーティの準備の過労が重なって、ついに体調を崩してしまいました。

片耳が反響してよく聴こえなくなり・・症状から突発性難聴が疑われましたが、初期に対処したところ症状は半日でほとんどおさまって、翌日にはすっかり元気に♪
自然療法のありがたみを感じています。

真っ先に試したのが梅肉エキスとホメオパシー。
それからこんにゃく湿布を日に3度、徹底して行いました。

こんにゃく湿布

こんにゃく湿布を肝臓に当てると、最初はじりじりとした痛みを感じていたのが、回を重ねる毎に痛みがやわらいでくるのがわかります。
それに伴って、身体はシャキッと内側から力が湧いてくるようでした。
身体の解毒・浄化器官である肝臓と腎臓の働きが改善されると、老廃物が排出され、血液が浄化され循環し、そこからまた元気な細胞が生まれて身体が元気になっていきます。

血液の質と流れがよくなったせいか、便通も驚くほどよくなり、毒素がすっかり排出された感じがありました。
腸の状態が改善すれば免疫力もアップ↑
耳の聞こえは1度目のこんにゃく湿布を終えた時点でほとんどよくなり、少し残っていためまいのような症状も回を重ねるとなくなって事なきを得ました。

こんにゃく湿布については、以前“家庭でできるお手当講座”でご紹介しましたが、その後実践された方からもうれしい報せがありましたので少しご紹介させてください。

●ご主人様がみるからに元気に

主人にもこんにゃく湿布をしました。
主人に体調の変化を聞いたとこら、特に変わらないと、昼休みに眠くならなかったぐらいと言っていました。
が、みるからに元気になってました。なんか踊ってました。
いつもはビール飲んだらテレビ見ながらすぐに寝てしまうのに、その日はちゃんと座ってみてました。
先日も主人にこんにゃく湿布をしました。発熱時でもこんにゃく湿布をしても良いか聞いた時です。結局、もう熱は下がっている時でしたが、次の日には咳も治っていました。
こんにゃく湿布、すごく効きますね!

●熱がすぐにさがった

こんにゃくシップをしたところ、停滞していた熱が一時間もしないうちに下がってすごい効果を感じました。

●二日酔いに効く(※わが家の事例)
夫は私の意に反して?飲みだすと止まらないのですが、友人が訪ねてきたこともあり夜中3時までお酒を飲んで、翌朝は寝不足と二日酔いとでつらい状況でした。しかしながら、その日はお楽しみのサンデーブランチ!

自ら「こんにゃく湿布をやりたい」と言い出して、そのとおりしたところ、見事に復活☆
ビュッフェでは一人最後まで元気に飲み食いしておりました。(いいのだか、悪いのだか…決して真似しないでください💦)

こんにゃく(薄くなったもの)

繰り返し繰り返し手当したところ、私のこんにゃくはついにこーんなに薄く^^

「こまったときのこんにゃく湿布だのみ」
内臓(特に肝臓と腎臓)がつかれているなと感じたら、悪化する前に!
万一悪化してしまったら、徹底して!

食べ過ぎ、飲みすぎが重なる季節と思いますが、 こんにゃく湿布がきっと助けになってくれます。
せっかくの楽しい時期をご家族で元気に過ごせますように♡

もう一度!豆乳ヨーグルト✨

これまでみそキッチンの講座では、麹を使った発酵食品を取り上げてきましたが、他にもすばらしい発酵食品はいろいろあります。
今月は豆乳ヨーグルト普及月間( ^^) (^^♪

講座に来られた方に豆乳ヨーグルトのすばらしさをお話しして、ご希望の方に元種を持ち帰っていただきました。

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豆乳ヨーグルト手順1
①元種を一さじ容器(陶器や素焼き)に入れる。
②豆乳を注いでかき混ぜる。
②豆乳を注いでかき混ぜる。
③ラップなどでふたをする。
③ラップなどでふたをする。
④布などをかぶせて遮光し、常温に置いておく。
④布などをかぶせて遮光し、常温に置いておく。固まれば冷蔵庫に移す。

「菌の働きが弱まったら玄米から元種を起こし直してくださいね。」
「納豆のそばに置くとねばねばのヨーグルトになるので気をつけて。」
などと説明していたら、
せっかくの元種がダメになったらどうしよう??と不安の声が。

でも、「お友だち同士で育てて、一人がだめになっても他から分けてもらえる💡
と気づいて、お友だちにぜひ広めようという話になりました。

元種をお分けした後、みなさんすぐに実践されているようで、「うまく固まりました♪」というご報告を続々といただいています。

豆乳ヨーグルト

元種の作り方はこちら

豆乳ヨーグルトの作り方(玄米編)

一般的にヨーグルト(生乳から作るもの)はお腹にいいと宣伝されていますが、日本人がヨーグルトを常食するとむしろ腸の状態は悪くなると言われます。

一方、この豆乳と言えば、乳酸菌の数が普通のヨーグルトの数倍もあって悪玉菌を食べ尽くしてくれるという腸の救世主✨
そろそろ普通のヨーグルトから、豆乳ヨーグルトに切り替えてみませんか?市販の豆乳で簡単にできます(ただし、薄い豆乳は固まりません)。

ノンシュガーが理想ですが、こちらではなかなか手に入らないので砂糖入りのものでも。

豆乳

広がれ、豆乳ヨーグルトの輪♪

ご希望の方、まちがえて元種を食べつくしてしまったという方(いらっしゃいました^^)は元種を差し上げますので、みそキッチンまでお気軽にご連絡ください。

豆乳ヨーグルト2

子どもに教わる本物の食

先日土曜日に味噌づくりの会を開催した時のこと、小学生と幼稚園生のご兄弟がお母さんについてきてくれました。
味噌づくりにはあまり興味はなかったようで、その間ご兄弟で静かに読書して待っていてくれて、さてお昼の時間に。

味噌づくりの会料理
食卓に並べたのは玄米ご飯に味噌汁、おなじみの麹づくしのメニューと野菜のお惣菜。お肉やお魚の用意はなくて、地味なものばかりです。

果たして食べてくれるかしらと思っていたら・・・
だいたいのおかずに手を伸ばしてくれて、食べること食べること!
お子さんたちがこんなに野菜を食べる姿を見るのは初めてだそうで、「いったいどうしちゃったの?!」とお母さんは目を白黒させて笑い出してしまうほど。

味噌づくりの会食事風景
大人が食べ終わって片づけ始めても、最後まで二人でいっぱい食べてくれました。

もう一人、お母さんと一緒に来てくれていた小学生の男の子も玄米ご飯をしっかり食べて、目の前のもやしの塩麴和えが気に入ったようで、きれいに平らげてくれて。
食卓にうれしい光景が広がって、子どもたちの様子をずっと眺めていたいほどでした。

“子どもは必要なものを知っている”
大人よりも感覚が優れている子どもたちは、自分の身体に必要なものと分量を知っています
だから、周りの大人たちは、本当は「あれを食べなさい」「これを食べなさい」「もっと食べなさい」などといちいち子どもたちに言う必要はないのですね。
お腹がすいたら食べるでしょうし、自分の身体に必要のない食べ物であったり、体調が悪ければ食べないだけです。
間食が過ぎて肝心のご飯を食べないというのでは困りますが、そうでない場合は子ども自身の身体感覚に任せて概ね問題ないものです。むしろ、“いま自分自身でほしいか、ほしくないか”、都度感じさせて任せる方がせっかくの身体感覚を保つためには大切と思います。

今回は主食が玄米ご飯だったこともあって、その食べ合わせとして野菜中心のおかずが合うということを子どもたちは身体でわかっていたのでしょう。
また、塩麴や甘酒で和えた野菜も、ただ塩をして蒸した野菜も、水分を加えずに重ね煮した野菜も、野菜本来の甘味が引き出されておいしく感じたこともあると思います。
幼稚園生の男の子は蒸したにんじんがよほど気に入ったようで、「にんじんもっと!」と最後まで何度もおかわりしてくれました^^

そして、前提として、味覚がちゃんと育っているお子さんだったからこそ、それをおいしいと感じられたということも。小さいころからお母さんの手料理で育ったことが窺えました。

“シンプルな料理ほどその素材のおいしさがよくわかって、ありがたい食事になる”ものなんだなぁ。
と子どもたちから学びの機会をもらいました。

後日談ですが、お母さんから
あれ以来子供たちが『桑田さんの作った野菜料理が食べたい!』と何度も言ってまして、
本当に美味しかったみたいで、何度もせがまれております(^^)
というご連絡をいただいて、塩麴をお求めに再訪してくださいました。
塩麴のおかげでメニューの幅が広がったと喜んでくださっていて、私もとてもうれしいです!

本物の食とは、本物の食材、本物の調味料(発酵調味料や自然塩)を使って素材本来の味を味わい、そのありがたみを感じていただくもの。
それはきっと子どもたちの心身を健やかに育んでくれるものと思います。
そんな食が各家庭でどんどん広がってくれますように✨

味噌づくりの会味噌

ご参加の皆さま、お子様たち、ありがとうございました!

農薬が心配な時は(農薬除去について)

前回はゼイについておすすめしましたが(→マーケット(ゼイ)へ行こう♪)、ひとつ心配なのは農薬のこと。

長くこちらにお住まいの方は、「昔は虫食いの野菜ばかりだったのが、最近はきれいなものが多くなった」と言います。
また、農業を指導されている方のお話を聞いても、使用量を知らないまま(中国製やタイ製の農薬が多く、その説明書きが読めないため)適当に使ってしまって、許容量を超えた農薬で自ら倒れて病院に担ぎ込まれる例もあるとか。

こちらミャンマーでも農薬の使用は一般的になっているようです。

そこで、買ってきた野菜は調理前にシェルパウダーを溶かした液(強力なアルカリ水)につけて、農薬を浮かせてから洗うようにしています。

ホタテパウダーパック2

▶1リットルの水に対して添付の小さなスプーン1杯のシェルパウダーを溶かして野菜をつけ置きます(約10分)。

ホタテパウダー野菜0

▶水の表面を見ると、油のようなものが浮いているのがよくわかります。

ホタテパウダー野菜2

ホタテパウダー野菜1

▶その後液から取り出して、浮いた農薬を洗い流します。

▶液は24時間以内であれば繰り返し使えるので、第一弾が終わればまた違う野菜や果物を入れて。

ホタテパウダー野菜3

味噌や納豆づくりに使う大豆もこの方法で洗っていますが、慣行栽培の大豆を浸すと、水面はギトギトした油の膜で覆われて、強い石油系の臭いがしてきます。

ホタテパウダー

もちろん、表面の農薬はこれである程度除去できるにしても、細胞の内部にまで浸透した農薬を除去することは難しいかもしれません。でも、これほどの成分が浮いてくると、その効果を感じます。

食材は安全が一番、鮮度も大切。安全且つ鮮度のよい食材が手に入ると最高ですが、そうも事情が許さないときはこのシェルパウダーの出番です。

みそキッチンでも、手に入る時期はGreen Hillさんの無農薬大豆を分けていただいていますが、やむを得ず慣行栽培のものを使う際は、このひと手間を欠かしません。
(こちらヤンゴンにも有機野菜のお店“Organic Green Hill”や低農薬野菜を取り扱う“Go Green”があるので、このようなお店も利用できると安心ですね♪)

さて、今週はいよいよ味噌づくりの最終回です。ラスト2回、Green Hillの無農薬大豆をご用意できました。安心に加えて今の時期の大豆は新鮮なので、きっとつぶし残しもほとんど出ずにおいしい味噌を仕込んでいただけると思います^^

このシェルパウダーには“Japan Technology”と記載されていて、実は日本の技術で作られたもののようです。

日本でもホタテ貝殻焼成カルシウムを原料としたさまざまな商品が販売されています。

ホタテパウダーパック

農薬大国と言われて久しい日本。セシウム除去にも効果があるというので、安全性が不確かな食材には使ってみる価値がありそうですね。

 

 

マーケット(ゼイ)へ行こう♪

こちらで買い物の強い味方と言えば、マーケット(ミャンマー語で「ゼイ」)です。

近所にあるゼイは朝6時過ぎからにぎわいをみせて、9時頃にはもう売り切れたり、午前中に閉じてしまうお店がほとんど。こじんまりとしていますが、いつも地元の人たちでいっぱいです。

ゼイの風景

ミャンマーの列車(荷物)
駅に隣接したゼイなので列車で運ばれてきます。

米、野菜や果物に肉、魚、卵、乾物、雑貨類、衣類、こちらの国民食モヒンガーをはじめとした各種麺類、パラータや揚げ物、もち米のおやつまで。スーパーマーケットよりも品揃え豊か。野菜や生鮮食品は鮮度が違います。

ゼイ

焼きなす
手前がお気に入りの焼きなす。丸なすを炭火でこんがり焼いてあります。
ゼイ卵
手前:鶏の卵(チェウゥ)、奥:アヒルの卵(ベーウゥ)

ゼイお米

ゼイで買ったもの
ゼイで買った品々。もやしと青ネギは欠かさず。ゼイのおばさんは私の顔を見つけるともやしを袋に入れてくれます。

ありがたいのが魚貝類。スーパーでは冷凍ものがほとんどで、再凍結されているものもあったりで安心できませんが、ゼイのものはお値段も鮮度も良心的です。

ゼイ魚

ゼイ魚
魚のわたも取り除いてくれます。

ゼイで魚貝類が入った日の夕飯はちょっと特別に。まるで日本に帰ったような気分になります。

晩御飯
アジの塩焼きと川エビの素揚げ

肉類は鶏肉が主体で頭から足まで丸ごと売られています。最初は近寄りがたい感じでしたが、こちらも慣れると大丈夫♪ほしい部位を指さして“2,000ks分”などと注文します。

よく買うのが骨付きのもも肉で、塩麴に半日ほど漬けてから鍋ものにすると最高にいい味を出してくれます。

お肉塩麴付け
その場でぶつ切りにしてもらって。帰ったらすぐに塩水で洗って塩麴に漬けこみます。

基本はミャンマー語しか通じないので最初はちょっぴり勇気がいるかもしれませんが、身振り手振りでもなんとかなりますし、片言のミャンマー語でのコミュニケーションも楽しいもの^^

ゼイで使えるミャンマー語会話をちょっとご紹介しますね。

ゼイで使えるミャンマー語
 ◎値段を聞くとき
 ・これはいくらですか?          ディハ バラウッレー?
 ・1つ(2つで/3つで)いくらですか? タロウン(ナロウン/トウンロウン)バラウッレー?
 ・1束(2束で/3束で)いくらですか? ダジィ(ナジィ/トウンジィ)バラウッレー?
◎確認するとき
 ・新鮮なのをください。    ラッサーダ ペーバー
 ・熟れていますか?      ヤウ カウンラー?
 ・今日食べられますか?    ディネ サー ロッ ヤーマラー?
 ・甘いですか?        チョーラー?
 ・酸っぱいですか?      チンラー?
◎注文するとき
 ・一袋ください。       タトゥ ペーバー
 ・米を一升(二升)ください。 サン ダビー(ナビー) ペーバー
 ・一枚(二枚/三枚)ください。   タチャ(ナチャ/トウンチャ)ペーバー
 ・500ks(1000ks)分ください。 ガヤ(タタウン) ボウ テーペーバー
  ☆量り売りで分量がよくわからないときに使える表現☆
 ・これがほしいです。      ディハ ロージンデー
◎断るとき
 ・今日はいりません。        ディネ マロージンブー
 ・また今度(次の日は)買いますね。 ナウニッ マ ウェーメー

 

あとは値段さえ聞き取れれば大丈夫。

よくあるやりとり
・1つ400ks、3つで1000ks。 タロウン レーヤ、トウンロウン タタウン
・1束200ks、2束で300ks  ダジィ ナヤ、ナジィ トウンヤ
(青ネギを買うときはいつもこういわれます)
高かったら、
・ちょっと高いよ。負けてよ。 ネネ ミャーデー。ショーペーバー
と言えば負けてくれることもあります^^

 

こんな感じでお店の人とのやりとりも楽しんで。顔見知りになると呼び止められたり、おまけしてくれたり。買い物自体も楽しくなりますよ♪

ゼイの新鮮でバリエーションに富んだ食材があれば、お料理はもっと楽しく、食卓はきっともっと豊かになるのではと思います。

さぁ、ゼイへ出かけてみませんか?

麹の保管方法について(注意喚起)

講座もラストスパートに入り、麹の仕込みに追われる日々です。
来てくださる方にお別れのご挨拶をする度、お一人お一人との出会いに感謝するとともに、“果たして十分な内容をお伝えできただろうか”、“なにか継続的に取り入れていただけるものが皆さんの中に残っただろうか”と気がかりで、願う思いでお背中を見送っています。

 

そんな中で、先日「麹が育たない」という事件が起きました。
日本から持参した種麹を未開封のまま戸棚に置いていたところ、麹菌が失活してしまったようなのです
麹菌は50度で死滅するとは知っていましたが、台所の戸棚は50度までは達しないにしてもそれに近い温度になっていたのかもしれません。
また、長い長い雨季の間には湿度も相当上がっていたに違いありません。

 

というわけで・・・
☆種麹と乾燥麹の保管はくれぐれも「冷暗所」で!☆
☆湿度も大敵!☆
こちらで湿度の低い冷暗所はなかなか見当たらないので、「冷蔵庫」で保管するのが確実かと思います。

 

こちらで麹を育てはじめて1年半。
当たり前のように麹ができるようになっていましたが、失敗を経験してみると、またよく育ってくれたきの喜びはひとしおでした♥
麹2

 

麹3

 

これからの味噌づくりシーズン、日本では生麹も多く出回ります。使用期限の短い生麹の保管方法ですが、塩を加えて塩切り麹にしておけば、3か月程度は持つようになります。
冷凍してもいいのですが、冷凍すると若干麹の力が弱まるので、すぐに仕込めない場合は↓

☆取り急ぎ、塩切り麹にしておく☆

と安心です。

侮るべからず、ヤンゴンの暑さと湿度。
保管方法に気をつけて、どうぞ貴重な麹を大切にしてくださいね。
乾燥麹