梅干しづくり〜③土用干し(天日干し)編〜

梅干しづくりシリーズの最終回、いよいよ天日干し編です。
三連休、お天気に恵まれたので毎日ピカピカのお日様にあてることができました。

ここまでの作り方はこちらから

梅干しづくり~①塩漬け編~
梅干づくり~②もみしそ編~+赤じそジュース

土用干し(天日干し)

《手順》
1. 塩漬け(+赤じそ漬け)しておいた梅と赤じそを容器から取り出して梅酢を切り、ザルに載せて天日に干す。

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2. 途中で一度裏返す。

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3.日が陰ってきたら取り込んで容器に戻す(梅酢に浸す)。

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4.上記1〜3の工程を3日間繰り返す。

《保存方法》
容器に入れて常温で発酵を進ませる。
※本物の梅干しは腐りません。
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そのまま保存しても(写真左)梅酢に漬けて保存しても(同右)OKですのでお好みで♪

こうして毎日一粒一粒触れてお世話すると、愛おしくなるような思いが自然とわいてきます。
土用干しした梅干しは、すぐにも食べられますが1年程度寝かしていただくとさらにまろやかに。

梅干の薬効を考えると、3年以上寝かせたものがよいと言われています。

プールから帰って取り込もうとしたら、娘が「おいしそう!食べてみてもいい?」とその場でパクリと食べてしまいました。

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私も真似して食べてみましたが、とっても美味しい!

塩分濃度は昔ながらの18%にしたのに、お塩ちゃんで漬けたせいなのか、すでにまろやかさがあって、本当においしく仕上がりました(*˘︶˘*).。.:*♡

その後も娘との赤じそのつまみ食い合戦が止まらず…

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きざんでゆかりにしようと思っていたのですが。その前になくなりそうです💦

酷暑の折、熱中症予防にも役立ってくれそうですね。

梅酢もたっぷり摂れたのでいろいろ使うのが楽しみです。

みそキッチンから“梅キッチン”に変えたら?と家族に言われるくらい、最近すっかり梅づいている私ですが、もう少しおつきあいくださいね。

次回はとっても簡単な梅酢の活用法をご紹介します♪

夏こそぬか漬け☆(ぬか床の作り方)

精米機を使うようになってから、少しずつためていた糠がようやくまとまった量になったので、いよいよぬか床に☆

気温も湿度も上がって、ぬか床も活発に発酵が進む季節です。

気温が上がりすぎると過発酵になるので冷蔵庫に移す方もいるようですが、朝晩かき混ぜていれば問題ありません♪

基本の配合は、1kgのぬかに200g~250gの塩。

いろいろと入れるのではなくて、塩と唐辛子くらいがいいと、以前ぬか漬け名人のお米屋のおばさんから習いましたが、今回も基本は同じ要領で。

プラスして、昆布のミネラルを取り入れたかったので水の代わりに昆布水を使ってみることにしました。

ぬか床の作り方
《材料》
米ぬか(生) 500g
塩      100〜120g
水(昆布水) 3カップ程度
唐辛子    1本
山椒の実   適量

《手順》
1. 分量の水に昆布を浸してから火を入れる。
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2. 1の水に塩を加えて溶かし、塩水を作ってよく冷ます。
(ぬかの乳酸菌や酵母を殺さないため)
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3. 容器※にぬかを入れ、2の塩水をちょうどいい硬さになるまで加える。
※容器は陶器やホーローがよい。
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4. 唐辛子と山椒の実を混ぜ込み、キャベツの外葉やきゅうりのヘタ等、捨て漬け用の野菜を加える。
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5. 1日に1〜2回※底からしっかりとかきまぜ、毎日1回野菜を入れ替え、捨て漬けを繰り返す。
※夏場は朝夕の2回
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6. 1週間程度で発酵が進んだらぬか床の完成♪本漬けをはじめる。
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手でかき混ぜるのがぬか漬けの醍醐味ですが、かき混ぜる度、発酵が進んでいくのが肌で感じられてわくわくと。

すっかりなじんで香りがよくなったところでいよいよ本漬けを開始しました。
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定番のきゅうりとみょうが、人参を少し。
どれも軽く塩ずりしてから漬けました。
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ちょうどいい塩梅であとを引く美味しさです!大成功♪

続いて今が旬のズッキーニも。
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宅配で届いたのはいいものの、食べ方がよくわからなかったのですが、ぬか漬けにすると厚い皮も食べやすくなって正解でした。

これからは朝晩のかきまぜが日課に。
ご飯にぬか漬けがあれば、あとは味噌汁とお豆腐くらいで十分だなぁ。

この夏はぬか床に大活躍してもらおうと思います^^

身体は9割、菌でできている☆

昨日は産後ドューラであり、グリーフケアアドバイザーの曽慶奈巳(そけいなみ)さんが主催するイベントで、ドキュメンタリー映画『マイクロバース』の上映&酵素玄米ランチを楽しんできました。
(マイクロバースとは造語のようなのですが、マイクロバイオーム(微生物叢)、つまり身体のなかの微生物の生態系、から来ているのではないかとのこと。)

ー産道を通って生まれてくること
ー生まれてすぐにお母さんの肌に接すること
ー母乳を飲むこと
最初にこれらを経験し、母親から必要な菌を受け取り、免疫の学習機会を得るかどうかが子どもたちにとって生涯の健康状態にかかわる。

さらに、人類の将来へも影響が及ぶ可能性があることを示唆する、そんな映画でした。

マクロレベルでは生態系が破壊され、バランスを失っていることが問題となっていますが、今、ミクロレベルでそれが個人の体内にも起きているのではないかと。

私たちの身体は90%が微生物(菌)で10%が哺乳類だそうです。
すなわち、体内には人体の細胞より多い微生物がいるということ。
私たちの身体の調和(健康)のカギは菌が担ってくれているといってもおかしくないと思います。

では、菌が減ると一体何が起こるのでしょうか?
生まれ方、育てられ方だけでなく、抗生剤、過度な予防接種、抗菌グッズ、不自然な食べ物などによって体内の菌は多様性を失い、バランスを崩してしまうことは想像に難くありません。

「私たちは菌と共生して、菌によって生かされている。
私たちは自然の中に生きている。自然の一部なんだ。」
そんな風に自然とつながっている感覚がわーっと湧いてきて、とても温かな気持ちになりました💖

これからお子さんを迎える方はなるべく自然なお産で、生まれたらすぐ赤ちゃんを直接胸で抱いて、母乳をたっぷりあげて。
でも、必ずしもそうできた方ばかりではないはずです。

今ここから。
☆大切な菌を殺さないこと。
必要以上に消毒しない、ケミカルなもので洗いすぎない(お湯シャン、温冷浴で汚れは十分落ちます)、抗生剤をむやみに使わない、農薬や添加物など不自然なものを取り込まないなど。

☆多様な菌を取り入れること。
泥んこ遊びをたっぷりさせて(ただし安全な土壌で。ここが東京でも微妙なところですが)、お母さんの手で握ったおむすびやお漬物、発酵食品を取り入れたり。

酵素玄米カフェmomoさんのランチもとっても美味しくて、奥が深いものでした。
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酵素玄米がおいしかっただけでなく、すべて50℃洗いの上、低温蒸しで下ごしらえされたというお料理の数々で、素材をさらに元気にしたような(うまく表現できませんが)、そんなエネルギーたっぷりの生きたご飯でした。

そんなご飯のせいか、今朝はとても目覚めがよくて日の出と同時に起きて、ピンクの朝焼けを眺めました。
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“私たちの身体は9割菌でできている”

このすばらしい話に背中を押してもらって、菌を増やしていけるような食生活、食習慣をこれからも全力で応援していきたいと思います♪

梅干しづくり〜②もみしそ編〜+赤じそジュース

先日の①塩漬け編の続きです。

塩漬けをしてから数日経つと梅酢が上がってきます。
熟した梅を使うと梅酢もよく上がるといわれますが、、
十分梅が浸るくらいの梅酢が出てくれました♪

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美しい赤い梅干しがお好きな方は、ここで“もみしそ”を投入して。
赤い梅は苦手という場合は、そのまま梅雨明けの天日干しを待つだけです(関東はもう明けたようですが💦)。

もみしその作り方

《材料》
赤じそ 200g(梅の10%)
塩   30g〜36g(15〜18%)

《手順》
1.赤じそを洗って葉を摘み、水気をしっかり切る。153032684606002.ボウルに赤じそを入れ、塩を半量加えてよく揉む。153032686191713.絞ってアクを流し、残りの塩を加えてさらに揉む。153032686646324.きつく絞ってアクを流してから、浸るくらいの梅酢を加えてほぐす。15303268752024153032687855755.梅酢ごと容器に戻す。15303268834296

15303268876597もみしそを投入すると、梅酢が美しいピンク色に染まって気持ちが高鳴ります。

残った赤じそでジュースづくりも☆

材料はこれだけです。

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赤じそ、砂糖、酢

梅シロップと並んで娘の大好きな赤じそジュース。
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煮出して(色素が抜けて青じそのようになります)、お砂糖と酢を加えるだけで…
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あっという間にできあがりです☆

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先日訪れた友人宅で。美しく2層になったソーダ割をいただきました💖

目にもうれしい赤じそジュースもぜひ作ってみてくださいね。

梅干しの作り方、次回はいよいよ仕上げの天日干し編です。関東は観測史上初、6月に梅雨明けしたとか。

3日続けてカンカンに晴れて、確実に家にいられる日を見極めて天日干ししようと思います。

引き続きお付き合いくださいね。

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