子どもの発熱と豆腐湿布(家庭でできるお手当法)


つい先日のこと、息子(10歳)が40℃超えの熱を出しました。
そんな高熱というのに元気があります。きっと1日もあれば下がるだろうと楽観していたのですが、、翌日になっても熱は一向に下がりません。
デング熱、腸チフス、狂犬病など、日本ではあまりなじみのない病気もミャンマーではまだまだかかる可能性があるものです。これほど高熱が続くというのは 続きを読む 子どもの発熱と豆腐湿布(家庭でできるお手当法)

みそ湿布(家庭でできるお手当法)

こんにゃく湿布に続いて紹介したいのが『みそ湿布』
里芋湿布や豆腐湿布(豆腐パスター)、しょうが湿布などの自然療法と比べてあまり知られていないように思いますが、腸を大切にする西式健康法(西式甲田療法)においてはよく取り入れられる手当法です。

さて、そんなみそ湿布とは?
その名のとおり、味噌のシップのことで、ホンモノの味噌を腹部にあてることで“腸が動くのを助けてくれる”というものです。その結果、便通が改善して宿便が排泄され、腹部膨満や、腹水、発熱といった症状が改善されるなど効果はいろいろ。

腸を動かす”などということが本当に味噌をあてるだけでできるのか?とにわかには信じがたいかもしれませんが、みそ湿布をあてると腸だけでなく全身の細胞が柔らかくなるような感覚を覚えます。
お通じがスムーズになるのはもちろん、身体が軽くなります♪

《用意するもの》
 ●味噌 茶碗一杯分くらい(1年以上熟成したもの。必ず「大豆」「麹」「塩」だけでできた本物を)
 ●手ぬぐい
 ●タオル
 ●使い捨てカイロ
 ●腹巻
 
《手順》
 1. 味噌にごく少量の水を加えて弱火で練る。
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 2. 熱々になった味噌を布にのせてのばす(6mm程度)。布を長方形にたたんで上(布を重ねた方)にカイロを貼る。
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 ↑裏面はこんな感じ。
 味噌によく触れるようにこちら側を肌にあてる。
 
3. 味噌がおへそに入り込まないようにおへそに厚紙をのせてから布で包んだ味噌をのせる。
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4. 味噌が外に染みでないようにタオルでくるむ。さらにずれないよう腹巻きで固定する。
(味噌は繰り返し使えるが、2回目以降は都度少量の新しい味噌を加える)
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4時間以上温めるといいので、就寝前にあててそのまま寝てしまうのがベストです。
一例として、以前息子に手当てしたときの様子をご紹介しますね。
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就寝時にみそ湿布をしてあげると、朝までぐっすり。いつもはお腹を出して寝ているのですが、みそ湿布は腹巻きで固定されたままで無事でした。

翌日1日過ごしての感想を聞いてみると、なんだかいつもより身体が楽だったということ。
帰宅後はお通じが2回、そして二晩続けてみそ湿布をあてて寝かせると….翌朝も2回!
便秘とは無縁の子と思っていましたが、これだけどこに溜め込んでいたのか??
本人も相当すっきりしたようでした。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

西式健康法(西式甲田療法)において、「腸の変形は万病のもと」と言われるくらい、腸は健康の要です。
美味しく食べられる味噌を湿布にしてしまうなんてなんだかもったいない気もしますが、それだけの効果があるみそ湿布☆
贅沢ですが、腸の動きがにぶいなと感じたときはぜひ。また違った味噌のパワーを感じてみてくださいね。