テンペの作り方(大豆の発酵食品)

インドネシア発祥の大豆の発酵食品、テンペ。
テンペは煮大豆にテンペ菌(白カビの一種)をつけて発酵させて作ります。
納豆も煮大豆に納豆菌をつけて発酵させるのでその工程はほぼ同じですが、異なるのはその温度。
納豆の発酵には40度位が適しているので保温が必要なのに対して、テンペの発酵には25〜30度あればよく、こちらミャンマーでは常温で大丈夫♪
仕込んだ後はそのまま置いておけばいいので楽々です。
《材料》
 大豆   250g
 酢    少々
 テンペ菌 小さじ半分
 
《手順》
大豆浸水
大豆をよく洗い、一晩浸水する。 その際、大豆を酸性にするため酢を少々加える。
大豆の皮をできるだけむく(菌がつきやすくするため)
浸水した水のまま大豆を鍋に入れ、灰汁をすくいながら30分ほど煮る(食感を残す程度に)
水を切って冷ましてから、テンペ菌をまぶしてまぜる
水を切って冷ましてから、テンペ菌をまぶしてまぜる
ジップロックに入れて平らにならす(トレイに入れてラップで覆ってもOK)。呼吸できるように袋に数か所穴をあける
ジップロックに入れて平らにならす(トレイに入れてラップで覆っても)。呼吸できるように袋に数か所穴をあける
テンペ3
常温(25~30度)で1日半後、白いふかふかのカビで覆われたらできあがり☆
スライスしていただきます
スライスしていただきます

調べてみると、テンペ菌はバナナの葉やハイビスカスの葉など、熱帯の植物についている菌のよう。テンペ菌が手元になくても、バナナの皮で包んで発酵させればできそうです💡

発酵した大豆は良質なたんぱく源。
一方で、発酵していない大豆は強い反栄養素*を持つと言われています。
*反映要素:人体に有害なフィチン酸塩、酵素阻害物質、甲状腺腫誘発物質など、種子である大豆が外敵から身を守るために有するもの。
ですから、良質な植物性たんぱくだから、と思って豆乳やきな粉、煮大豆など、発酵していない大豆を摂り続けると…実は身体に害を与えることになってしまいます。

大豆は発酵させて摂るのがいちばん!

納豆やテンペは発酵させることで、大豆にはない成分が生み出され、特に血栓をできにくくする作用を持つようになると言われます。
さらによいことに、テンペは納豆で問題となる腸内ガスを発生させない点においておすすめできます。
言うまでもなく、味噌や醤油はより時間をかけて大豆を発酵させたものですから理想的です✨
常夏のミャンマーで手軽にできるテンペ、発酵食品のレパートリーに加えてみてくださいね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です