子どもの発熱と豆腐湿布(家庭でできるお手当法)


つい先日のこと、息子(10歳)が40℃超えの熱を出しました。
そんな高熱というのに元気があります。きっと1日もあれば下がるだろうと楽観していたのですが、、翌日になっても熱は一向に下がりません。
デング熱、腸チフス、狂犬病など、日本ではあまりなじみのない病気もミャンマーではまだまだかかる可能性があるものです。これほど高熱が続くというのは何か重い感染症の可能性も否定できないなぁと思い、念のため病院に連れて行くことに。
症状は熱だけということで病名の特定には至らず、ただ、デング熱でないことだけは診断いただいて解熱剤をもらって帰りました。
その夜、熱はさらに上がって41℃間近に。このまま上がる一方ではないか、という心配と、息子のSOSの声を前についに解熱剤を使いました。
すると、その直後に息子の目の焦点が合わなくなり、急に起き上がって何か恐ろしいものから逃れるように部屋の中を行ったり来たり。声をかけてもまるで聞こえない様ような様子です。熱を計ればなぜか36℃台の平熱に💦解熱剤は一般的に1℃下がればよく効くものとされているのに短時間に4℃も体温が下がっていたのです。

さすがに効きすぎて恐ろしくなって薬はその一度きりとして、あとは次の自然療法で解毒に努めました。

豆腐パスター(湿布)梅肉エキスこんにゃく湿布

✔豆腐パスターは昔ながらの自然療法。解熱するだけではなくて内部の毒を取る効果もあるので発熱時に最適。重症化を防いでくれます。脳出血もすぐに豆腐パスターをあてて手当すれば後遺症もなく治ることがあると言います。

✔梅肉エキスは殺菌効果があり、解毒に最適。回復後に息子に聞いたところ、「梅肉エキスを飲んで落ち着いた気がする」と振り返っていましたから、しっかり解毒してくれたようです。腸チフスなどにかかって発熱した時にもすぐに飲ませるとそのまま解熱して治ると言われています。

✔そして、熱が長引いて免疫が下がった時には、こんにゃく湿布が身体にまた活力を与えてくれます。

☆豆腐パスター(湿布)
《用意するもの》
●豆腐 1丁
●おろししょうが 2かけ(豆腐の1割程度)
●小麦粉 適量
●手ぬぐい 1枚

《手順》
1.    水切りした豆腐をつぶしてすりおろしたしょうがを混ぜ、小麦粉で硬さを調節する。

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2.    上記1.で作ったパスターを手ぬぐいの上に伸ばす(2cm厚)。

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3.    患部にあてて(主に額)、30分程度したら新しいものに取り替える。

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☆梅肉エキス
梅肉エキス2さじ(耳かき大のさじで)をお猪口一杯程度の湯に溶かして服用する。

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☆こんにゃく湿布

⇒以前の記事“こんにゃく湿布(家庭でできるお手当法)”をご参照ください。

解毒を進める中で解熱剤の効き目も切れて息子の体温はまた上がり、その後は徐々に下がって数時間後には意識もはっきり戻ってほっと胸をなでおろしました。

「発熱」というせっかくの症状を抑える解熱剤は本当は必要なかったのに。。

大きな葛藤がありましたが、異国の地で感染症の恐怖心が手伝って今回はそのような判断になってしまいました。

「症状即療法」(症状=療法。症状そのものが療法である)。この大原則を信頼し切れなかったことには反省がありますが、最後に助けてくれた自然療法にはありがたいなぁと感謝の思いがあふれました。
症状がひどく出る時、重篤な病気でないかの判断のために病院を受診することは大切と思います。
ただ、その後の処置をどうするかはお母さん次第。
急性症状や細菌による感染症など、薬の力が頼りになるときもあると思いますが、今回のケースでは子どもの自然治癒力を信じるのが正解だったかもしれません。
そんな時、ただただ見守るだけでなく、自然のお手当で自然治癒を助けられると心強いですね。
あらためて症状を尊重することの大切さ、自然のお手当のありがたさを感じた息子の発熱でした。

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