主食について、日が空きましたが玄米のことを少しご紹介させてください。(前記事はこちら→「主食について(白米の弊害)」)
「玄米は身体にいいとは聞くけれど、本当にいいの?」「消化力が未熟な子どもたちにはまだ早いのでは?」「おいしく炊けないのでは?」
などなど。なんとなくよいとはわかっていても、なかなか取り入れられずにいる方が多いかもしれません。
玄米の特徴としてまず挙げられるのは、「生きている」ということ。
その証拠に水につけると発芽します。生きているので酸化しにくく、カビも生えません!
そして、「微量栄養素が豊富」なこと。
微量栄養素とは、ビタミンやミネラル等、体を維持するために欠かせない、しかしながら人間の体内ではつくり出すことができない、というとても大切な栄養素です。発育を促したり、免疫・生殖系に必要な酵素やホルモンを体内で生成する上で不可欠とされていて、特に成長期や妊娠中に摂取量が不足すると、その影響が深刻になると言われています。
それに、繊維が豊富で「排毒作用がある」ということ。
腸をきれいに保ち、不要なものはしっかり排出していく。これは特に今の日本を健康に生き抜くためのポイントになると言えそうです。
長崎で自らも被爆しながら被爆者の治療に携わった秋月医師の話はご存知でしょうか?
今の時代を生き抜く知恵として、大切なことを教えてくれているのでご以下、ご紹介しますね。
被爆後、秋月医師が周りの人に下した指示は次のようなものであったそうです。
- 玄米を食べること
- ワカメの味噌汁を食べること
- 甘いものは口にせず、塩を摂ること
これを実践した人々はだれも原爆症を発症せずに助かったと言います。
なぜでしょうか?
- 玄米やワカメが放射能物質を体外に排出し、発酵食品である味噌が腸の働きを助け、浄血、造血を促したから。
- 砂糖を控えたことによって、砂糖の消化のため体内から奪われてしまうカルシウムやビタミンB1などの微量栄養素を浪費せずに済んだから。
などが理由として考えられます。
日々、食べるものが血となり細胞となり、身体を作ってくれます。
五年後、十年後、日本の子どもたちが元気にいられるように、玄米を主食にして毎日味噌汁を食べること。甘いものは控えて、良質の自然塩を摂ること。
やはり主食は玄米だなぁと思うのです。