みりんのもろみを搾ると出るのがみりん粕。
“こぼれ梅”という素敵な呼び名もあるそうです。
実は、酒粕は「清酒粕」と「みりん粕」に分類されるので、みりん粕も酒粕の一種。
甘みのある酒粕といったところでしょうか。
約4%のアルコール分が残っているのでお子さんやお酒に弱い方には加熱が必要ですが、麹のかたまりで栄養分も残っているのでうまく取り入れたいところです。
みりん粕で作れるメニューを少しご紹介します。
☆みりん粕味噌漬け
《材料》
- 魚や肉 適量
- みりん粕と味噌 2:1
《手順》
1.具材に軽く塩をふり、水気を拭いてから、みりん粕と味噌を混ぜ合わせたものを両面に塗って一晩漬ける。
2.フライパンに少量の油を敷き、焦げないように弱火で蓋をして両面焼く。


塩をしてから漬け込むのがポイント。食通(自称)の夫の太鼓判も出たので間違えないと思います。豚肉で作ってもよさそうですね。
☆みりん粕パーニャカーダ
《材料》
- みりん粕 大2
- 菜種油、オリーブオイルなど 大1
- にんにく 1/4片
《手順》
1. 材料をすべてフードプロセッサーやミルに入れて攪拌する(にんにくをおろしてからすり鉢ですりあわせても)。
2. 生野菜や蒸し野菜にディップしてしていただく。
☆みりん粕汁
オーソドックスに粕汁も。酒粕と同じように、みりん粕の粕汁はほんのり甘みがあっておいしくできます。だし汁で具材を柔らく煮てから仕上げに味噌と酒粕を溶けばできあがり♪
魚のアラにこんにゃくや根菜をたっぷりと入れた粕汁はぽかぽかと身体が温まりますよ。
次回はおやつ編をご紹介します^^